人間牧場

〇卒論を書く石井さん

 私は高校しか出ていないので、昔の大学のことは分かりませんが、最近の学生の中には「双海町のまちづくり」を卒論のテーマにする学生も何人もいて、その都度指導教官からの頼みもあって、指導や助言をしています。勿論卒業論文を指導するような能力が私にある訳ではないので、長年取り組んできた実践事例しか喋れませんが、学生にとっては大学内で教わった理論より、実践から生まれた私たちの論理の方が刺激的だと、中々味な褒め方をして私の意見を求めてやって来るのです。

卒論仕上げのため人間牧場へやって来た石井さん

現場の話は現場で話すのが一番と、昨日は愛媛大学農学部生物資源学科農山漁村地域マネジメント特別コースの石井誠也さんと、下灘コミセン前で午前9時に待ち合わせをして、人間牧場へ向かいました。水平線の家のストーブに火を入れ、ストーブを囲むように座って、石井さんの質問に答える形で約2時間喋りました。石井さんは既にまちづくりによる未来の展望~伊予市双海町の魅力発見に迫る~」という50ページほどの論文を書き上げていて、来年2月10日の卒論発表に向けて仕上げの段階に入っているようでした。

石井さんは伊予農業高校在学中の7年前から、まちづくり学校双海人に当時の担任秋山先生とともに通って一緒に学習をしたり、双海のイベントにも助っ人として加わったりしてくれました。そのことなどが評価され愛大農学部農山漁村地域マネジメント特別コースに進むことができた学生です。いわば双海町が育てたまちづくりの卵です。今年から教員になった宇津博美さんのように立派な社会人になって欲しいと願っていますが、既に就職も決まってフライト間もないようですが、いい卒論が仕上がるよう応援しています。頑張れ石井さん。

「卒論の テーマは何と 双海町 手助け要請 心を込めて」

  「牧場の 水平線の家 ストーブに 火を入れ二人 仲良く対峙」

  「私にも こんな時代が あったなと しみじみ思う 過ぎ越し青春」

  「世の中に 間近かフライト する前に 卒論しっかり 自分を自覚」

[ この記事をシェアする ]