人間牧場

〇冬支度

 一年収めの大相撲九州場所が始まったのに、暖かい日が続いていました。私たちが子どもの頃は九州場所は寒い時期だったと記憶していたのに、やはり温暖化の影響では?と、思っていましたが、今日の朝気温が下がり始めました。今日は国体の影響で遅れて開催の松山工業高校の運動会なので、「屋外だし、何を着て行こうか」と朝方悩みました。生徒は半袖・半ズボンで演技をするのだから、余り厚着をして行くと、「えっ?あの人冬支度?」何て笑われそうだと思いながら、妻が出してくれた普段着の上に、最近着ていた薄手のジャンバーを止めて、真冬に着るモンベルのジャンバーを着ました。

厚手のジャンバーで冬支度

「お父さん、ついでにズボン下も履いて行ったら」と言われました。「そんなことしたらモヤシのように芽が出る」と反対しましたが、「風邪をひいてからでは遅い」とか、「薄着は年寄りの冷や水だ」とか散々言われ、結局一気に防寒状態の冬支度となってしまいました。私はつい最近まで年中下着もランニングシャツで過ごすような、人が羨むほどの薄着でした。薄着に慣れると案外風邪をひかないもので、同居の長男息子などは家でいる時は年中半袖・半ズボンで過ごしていますが、勿論風邪など引かずいたって元気です。ゆえに薄着で過ごしたいと思うのに、妻に注意をされて今は厚着に代わってしまいました。私は厚着、妻は厚化粧です。(大笑い)

私の厚着と同じように、気が付けば居間に炬燵が、ダイニングにも石油ストーブが入りすっかり冬支度です。この4~5日で目の前の本尊山界隈も紅葉が急に進み、ハゼは赤く色づいてきました。ツワブキの黄色い花も今が満開で、わが家の柿の木も風で葉を落とし始め、季節の移ろいを強く感じるようになりました。私たち人間は冬が来れば暑くても夏がいいと思い、夏になると暑さを嘆き、寒くても冬がいいと思うものです。あれこれ言いながら今年もお正月まであと50日ほどです。冬支度をしっかりと整え、寒い冬を元気に乗り切りたいものです。

「寒くなる 天気予報で 言われると 何を着ようか 迷います 着たきりスズメ 困った困った」

「薄着慣れ しよう思うが 年寄りの 冷や水ですと からかわれたり」

「記憶では 九州場所は 寒かった 裸で相撲 力士は偉い」

「来年の 3月までは 冬支度 朝の挨拶 寒い寒いと」

 

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