人間牧場

〇スノコ作り

 先日妻が、「押し入れの布団を入れている場所にスノコが欲しい」と言い出しました。ホームセンターへ行けば安くて綺麗なスノコが手に入るのでしょうが、私の細腕?を見込んでの特別な注文だったので、「よっしゃー!、わしが作ってやる」と意気込みました。わが家の倉庫には親類の製材所からもらった焼杉用の杉板があるので、それを使って作ろうと押し入れの中の縦横の長さをメジャーで採寸しただけで作り始めました。

自作したスノコ

 まず板を電動鋸で8cm2枚に割り、電気カンナをかけました。88cmの長さに切ってカンナで面を取り、算木3本に印をつけ、3cmの隙間が開くよう9枚の杉板を、小さくて短い釘を使って打ち付けました。材料も買わず端材を再利用しての工作ゆえ、それほど立派なものはできないと、言い訳を考えながら作りましたが、2時間ほどで2枚のスノコが、自分でも驚くほど立派に出来上がりました。

 早速妻に見せると、「おじいちゃんも器用だったが、あんたもおじいちゃんの子どもなので器用ねえ」と、まるで褒め殺しのような歯の浮く誉め言葉を貰いました。早速ホウキでおが屑を落とし、乾いた雑巾で両面を拭き取り、押し入れの下に敷いてみましたが、寸分の狂いもなく無事収まりました。妻はさっそく先日天日干しした布団を積み重ねて入れてご満悦でした。スノコは同じものを2枚作ったので、もう一枚は親父の隠居の押し入れの下に敷いて、布団を入れようと思っています。

 「日曜大工も楽しいな」と作りながら、また作った後も思いましたが、昨年は庭の草を引く時に妻が使う低い腰掛けを作ってやり重宝して使っていますが、腰掛けといいスノコといい、その出来栄えに、妻の私の評価は増すばかりです。「豚も誉めれば木に登る」って感じです。今日は雨が上がるようなので、暇を見つけて、妻が趣味で作っているガーデニングらしきプランターの土の入れ替えを頼まれています。さっさとやって、また褒めてもらいましょうか。

  「押し入れの スノコ造って 頼まれた よっしゃ!任せろ 腕をまくって」

  「倉庫から 端材取り出し 作戦を 練って2時間 小作できる」

  「まあ起用 妻に言われて 有頂天 わしもまんざら 不器用でない」

  「さあ次は 次から次へ 注文が 妻の術中 はまってしまう」

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