人間牧場

〇鱧の調理

 昨日の夕方、佳境に入りつつある高校野球をテレビで観戦していると、親類の漁師をしているおじさんから、魚を取りに来るよう電話が入りました。後ろ髪引かれる思いでカーラジオを聞きながら、西に沈む夕日に向かって軽四トラックを走らせました。お盆が過ぎても横目に見て通り過ぎたJR下灘駅界隈は、相変わらず沢山の訪問客で賑わっていました。

美味しかった鱧の湯晒し
こんなデッカイ鱧もありました

 トロ箱に一つ氷詰めした雑魚を貰って帰りましたが、主体は今が旬の鱧でした。早速包丁を研ぎ、鱧をまな板の上に乗せて目釘を打ち、背開きにして骨や内蔵を取りました。20匹余りもあるので、かなり時間がかかりましたが、水洗いして腹ヒレも包丁で丁寧に取り、骨を切り終えました。いつもながら鱧は骨切りならぬ、骨の折れる魚です。

 昨晩は鱧の湯引きで一杯を楽しみたいものの、あいにく酒を止めて17年になるゆえ、ご飯のお供と相成りましたが、雪のように、花が咲いたように白い鱧の湯引きは、ミガラシにつけて美味しく頂きました。妻の話だと今日は冷蔵庫に入れた鱧にパン粉をつけてフライにしたり、鱧の吸い物と鱧三昧の夕食になりそうです。昨年から始めた鱧丼も食べてみたいと思っています。

  「トロ箱に 一箱貰った 鱧雑魚 下調理して 冷蔵庫終う」

  「骨切りや あれやこれやで 鱧料理 骨が随分 折れる魚だ」

  「昨晩は 鱧の湯引きを 楽しんだ 今日はフライに 吸い物かもね」

  「少しずつ ハモの調理も 腕を上げ 自信過剰と 思えるほどに」

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