人間牧場

〇ドキ土器!高見遺跡見学会

 昨日は双海史談会から、中山スマートインターチェンジの整備に伴う道路整備予定地で、発掘されている高見遺跡の現地見学会の誘いを受け、会員さんとともに出かけました。この手の類の現地見学会に参加するのは初めてなのでまさに「ドキ土器!」といった感じでした。

説明する沖野先生
地層を見ながら

 この日は嬉しいことに、この調査に深く関わっている双海町出身で遺跡に詳しい沖野新一先生の説明が聞けるので、とても楽しみでした。昨日は公民館講座なので地元の人も参加していて、久しぶりに懐かしい人たちに出会いました。

 有り難いことに、いただいた考古学関連年表で時代背景を知ることができ、また石器石材等の難しい専門用語も分りやすく解説してもらい、日ごろは立ち入ることのできない発掘現場に入れてもらい、地層や地質をこの目で確かめることができました。

 また工事現場の仮設事務所内で、発掘された石器や土器片を直接見せてもらいました。今回の発掘現場は、四国で最も古いといわれる3万年前の東峰遺跡に比較的近い場所なので、大分県姫島産黒曜石の矢じりや尖頭器などについても学ぶことができ、また新しい謎が出始めてきました。

 この発掘現場はもう閉鎖される予定だそうですが、子ども教室の子どもたちにも郷土の歴史として見せてやればよかったと、少し手遅れな私たちの浅はかな知識を嘆きました。これまで古い文化など語られることの少なかった双海町ですが、旧石器時代や縄文時代に遡る古い歴史上に生きていた、古代人がいたことにあらためて気付かされた意義ある一日でした。

  「史談会 お誘いあって 見学会 ドキ土器しつつ 発掘現場」

  「踏み入れる ことのできない 発掘の 現場入って 地層まざまざ」

  「出土した 石器や土器を 目の当たり 見せてもらって 思いを馳せる」

  「子どもらに 見せたかったと 今更に 手遅れ悔やむ 浅はか知識」

 

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