人間牧場

〇キンリョウヘンの効果

 桜が散ってから2週間くらいが、蜜蜂分蜂の季節だといわれていますが、今年は桜の開花が例年よりい大幅に遅れたものの、散るのは早くてあっという間に葉桜になって、朝晩少し肌寒かったり、昨日のように北西の風が強く吹くと、分蜂どころか、越冬している蜜蜂さえ巣の中から出て飛ぼうとせず、ヤキモキしています。

 私の蜜蜂師匠である西予市野村町山奥の井上登さんから、キンリョウヘンというランを一株いただきました。このランの花は蜜蜂を誘うフェロモンを出すらしく、キンリョウヘンを置くだけで、どこからともなく日本蜜蜂がやって来る不思議なランなのです。この5年間井上登さんは私のために、自宅で培養しているキンリョウヘンの切り花を、惜しげもなく切り取って持参して手助けをしてくれていますが、私も井上さんからいただいたキンリョウヘンを徐々に株分けして、お陰様で10鉢ほどになりました。

 近い将来はせめてキンリョウヘンを20鉢ほどに増やして、自前の対応をしたいと思っていますが、これが中々で、植え替えた明くる年は花芽もつかず、奥の深さを感じています。昨年菜園の隅に小さなビニールハウスを作りましたが、昨年末キンリョウヘンを試験的にハウスの中に入れたところ、花芽が出て最近の陽気に誘われて2~3茎花をつけました。目敏い嗅覚の蜜蜂が一匹、キンリョウヘンに誘われて、どこからかハウスに迷い込みました。

 早速タマネギ袋を植木鉢全体に被せて、巣箱の前に置くと、斥候蜂が早くも2~3匹飛来し始めました。気温の状態が低いのでまだ分蜂には至っていませんが、連休までに入居して欲しいと願っています。500年前の文明年間に中国から渡来し、明治時代にブームとなって品種改良されたといわれるキンリョウヘンですが、これからも個体を増やして、養蜂を楽しみたいと思っています。もうそろそろ師匠と連絡を取らなくては・・・・。

  「日本ラン 聞いてはいたが 本当は中国原産 500年前」

  「フェロモンを 出すというから 驚きだ 花置くだけで 蜜蜂集まる」

  「フェロモンを 開発したら 人間も 男・女性を 引き寄せれるか?」

  「お師匠に 教わったこと 数知れず 奥が深いと 思いながらも」

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人間牧場

〇あれから30年経ったのか

 一昨日の夕方児童クラブに通う孫を迎えに行きました。児童クラブは市役所地域事務所の2階なのですが、1階の公民館に立ち寄り赴任して間もない森田館長さんや、隅田主事さんと雑談を交わしていると、地域おこし協力隊の渡部さんも話の輪の中に加わりました。渡部さんは2階図書室の蔵書である、私が著した本「昇る夕日でまちづくり」という本を読んでいるらしく、手元に持って来て「双海のまちづくりも今年で30年になるんですね!!」といきなり言われました。

 「そうか、もうそんなになるのか!!」と思いながら、自分ではすっかり忘れていたまちづくり元年のことを思い出しました。綾小路公麻呂の「あれから30年!!」ではありませんが、双海町のまちづくりを始めたのは確か昭和62年でした。私はこの年を「まちづくり元年」というフレーズで呼び、町民にアピールしていましたが、そう言われてみれば今年は30周年の記念すべき年でもあると、遅まきながらあらためて認識させられ、渡部さんのご指摘に感謝しました。

 本当は私の自著本を渡部さんに差し上げればいいのでしょうが、「貰った本は詳しく読まない」というジンクスがあるので、あつかましくも「本を買って下さい」とお願いしました。昨日の夜はまちづくり学校双海人の定例会で、偶然にも渡部さんが「1年をふり返る」というテーマでレクチャーするので、自著本を手渡し本代1500円をちゃっかりいただきました。今日にでもお礼に小さな瓶の蜂蜜を差し上げようと思っています。はてさて渡部さんは私の自著本からどんな学びをするのでしょうか?。楽しみです。

  「三十年 あれからそんなに 経ったのか まちづくり元年 遠い昔に」

  「読んでます 私の自著本 手にとって いきなり言われ 多少どぎまぎ」

  「タイトルは 昇る夕日で まちづくり 逆立ちすれば 夕日も昇る」

  「タイトルに 夕やけ課長の 奮戦記 刺激の強い 言葉が並ぶ」

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人間牧場

〇春の嵐

音を立てて回る車庫上の発電用風車

 昨日の朝は今にも雨が降りそうな曇り空の中を、傘を持ってウォーキングに出かけ、約6千歩を歩きましたが、収集日なので帰ると直ぐにゴミ出しを行い、食事をしているとポツリポツリ雨が降り出しました。タブレットに内蔵している坂の上のクラウドやテレビの天気予報で、天気の移り変わり予想を見ましたが、今朝方まで傘マークがずらりと並んでいました。

在りし日のペギー葉山さん

 外の雨風を窓越しに見ながら、あれやこれやと藪用を片付けたり、締め切りの迫った原稿を書いたりして過しましたが、先週12日に83歳で亡くなった歌手ペギー葉山さんのことを思い出し、パソコンネットでペギー葉山さんが昭和34年に歌って大ヒットした、「南国土佐を後にして」を動画で呼び出し、何度も聞き返しました。何度聞いてもいい歌でした。

 「♭南国土佐を後にして 都に来てから幾歳ぞ 思い出します故郷の友を 門出に歌ったよさこい節を 土佐の高知のハリマヤ橋で 坊さんかんざし買うをみた♯~」、哀愁を帯びた望郷の歌声に魅せられ、ハーモニカまで取り出して吹いてみました。私はこの歌が大好きで、下手糞ながら臆目もなく高知県へ講演等に出かけると、人前で手持ちのハーモニカを吹いていますが、昭和は遠くなりにけりでしょうか、最近はこの歌さえも知らない人が増えたようです。かく言う私も昭和生まれの72歳で、随分古い人間になりました。

  「ペギーさん 先週亡くなり また一人 思い出の人 あの世旅立つ」

  「哀愁を 帯びた南国 土佐歌う 大好きでした 青春の歌」

  「歌合せ ハーモニカ吹く 雨の午後 いい歌ゆえに 忘れないよう」

  「ああ昭和 遠くなりけり 平成も 気がつきゃ早くも 二十九年」  

 

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人間牧場

〇愛用の電卓

 歳をとると体内内蔵の記憶能力や計算能力が日増しに落ちて、時には今何をしていたのか?、どこへ置いたのか?さえも忘れる始末です。まあこれも歳のせいだと諦めていますが、そんな私にも強い味方があって、記憶はパソコンに記録し、計算は電卓に任せています。

もう30年以上使っているソーラー電卓

 パソコンも少し古くなって、Windowsやintelのサービスも期限が過ぎて終り、いよいよ買い替えの時期が来たようです。この日のために郵便局からいただいた赤い郵便ポスト型の貯金箱に、せっせと小銭貯金をしていますが、かなり重くなってきたので、値段の半分は妻に頼んで出してもらい、モデルチェンジしたいと思っています。

 さて私が使っているCASIOの電卓は、私が役場に勤めていたころ私費で買った、ソーラー電源のシンプルなものです。退職後も引き続いて使っていて、もう30年間も私の仕事の手助けをしてくれていますが、使い勝手がよく今は確定申告や統計処理に威力を発揮してくれています。

 電池を変える必要もないし、室内の明かるさでも十分反応するソーラー電源なので、多分よほどのことがない限り、自分のこれからの人生の良きパートナーとして働いてくれることでしょう。昨日ちょっとした計算をするため使った後、過ぎ越し日々を思い出しながらまざまざと電卓を眺め、これまでの感謝の意味を込めて、ウォッシュペーパーで汚れを綺麗に拭き取ってやりました。今までありがとう。これからもよろしくねって・・・・。

 「30年 私指先 動かして 使った電卓 古いがまだまだ」

 「電池替え する必要も なく使え ソーラー電源 とっても便利」

 「これからも 死ぬまで使う 予定です よろしく頼む 言いつつ掃除」

 「計算が 苦手な私 電卓に どれほど世話に なっただろうか」

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人間牧場

〇人間牧場でのスキルアップ研修

 春は異動転勤の季節です。色々な職場から人が去り、色々な職場に新しい人がやって来て、新たな気持で仕事が始まりました。先日えひめ地域政策研究センターの山本所長さんから、「新しい研究員が赴任して来たので、あいさつがてら人間牧場へお邪魔したいのでよろしく」とのことでした。

研修にやって来たセンターの皆さん

 道の駅シーサイドで待ち合わせ、私の軽四トラックの助手席に山本所長さんを乗せ、車を先導するような形で奥西経由の道を、四方山話をしながら走りました。上の市道から歩いてもらい、私たちはそのまま人間牧場へ乗りつけ、鍵を開けて座布団を出したり、スライド窓を開けたりしました。

 それから約一時間、何の相談もなく思いつくままに、新任の研究員を前に地域づくりについてお話をさせてもらいました。かつて長い間「えひめ地域づくり研究会議」の代表運営委員をやっていたこともあって、通称まちづくりセンターへはしょっちゅう出入りしていたので、その時々の所長さんや研究員さんと、着かず離れずの出会いを重ね、どれ程の人とまちづくりについて議論を重ねてきたことでしょう。

 過去の人はセンター外に去ってそれぞれの場所で、それぞれの想いを持って生きていることでしょうが、私がよく言う「ラベルとレベル」を大事にしないと、折角いい学びをしても地域のお役に立てないばかりか、自分の人生の生き方にもプラスできないのです。「ラベル」は地域づくりに関わった経験を生かした「地域への貢献」、「レベル」は「自分の人間力」アップです。「地域貢献」と「人間力」のスキルをしっかりとアップして、これからの人生をしっかりと生きて欲しいと思いました。

  「また今年 春の異動で 新た人 想いを胸に 仕事赴く」

  「これまでに どれ程の人 迎えたか その度熱く 語りかけたが」

  「結局は ラベルとレベル 意識して 生きる人こそ 地域求める」

  「地域への 貢献それに 人間力 これさえあれば 鬼に金棒」

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人間牧場

〇送られてきた登録証と委嘱状

 昨日、相次いで二枚の登録証と委嘱状が、手元に送れれてきました。一枚は内閣府地域創生推進事務局長名の「地域活性化伝道師」という登録証、もう一枚は愛媛県知事名の「愛媛県景観形成アドバイザー」という委嘱状です。いずれも以前からいただいている役職の継続ですが、はてさて「地域活性化伝道師」や「愛媛県景観形成アドバイザー」とは、一体何をすればいいのでしょう。

 「地域活性化伝道師」について、添付書類には次のようなことが書かれていました。「地域からの相談に対し適切な助言や取り組み事例の紹介を行なうスペシャリストとして、地域の課題解決に向け、現地等での指導・助言をいただきますよう、よろしくお願い致します。なお内閣府や地方自治体、地域からの派遣について依頼させていただいた際は、ご対応いただきますようお願い致します」。

 「愛媛県景観形成アドバイザー」については、ことさらな添付書類はありませんでしたが、これまでの要請だと、県内市町の景観形成計画作成や、研修会へのアドバイスが主な仕事のようです。二つともこれから一年間、様々なからみがあるようなので、しっかりと勉強して対応したいと思っています。私にはこれ以外にも、観光カリスマ百選や金融広報アドバイザー、コープえひめアドバイザーなど、それぞれの名刺までいただき、年間を通じてそれぞれの立場で活動しています。いやはや自分でも驚くほど幅が広いです。

  「相次いで 登録証と 委嘱状 送れてきて 早速役目」

  「伝道師 まるで牧師の ような役 中々骨が 折れそう予感」

  「気がつけば いつの間にやら あれやこれ 役割多く 当分死ねぬな」

  「委嘱状 貰うはいいが 手放しで 喜ぶ訳にゃ いかぬと覚悟」

 

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人間牧場

〇麦わら帽子と地下足袋

 最近朝晩はまだ少々肌寒さを感じますが、流石に日中の日差しは強くなって、農作業等をすると汗ばむほどの陽気になってきました。帽子好きな私は年中帽子を被っていますが、無意識な中でも紫外線の影響を受け、「お父さん、少し顔が日焼けして黒くなったね」と妻に言われたり、久しぶりに出会った人からも、「お元気そうで何よりです」と、顔が黒く日焼けすれば元気だと言わんばかりの反応です。

買ってもらった麦わら帽子
地下足袋も似合っています

 先日妻と2人でホームセンターへ立ち寄った折、麦わら帽子が目に留まり、家用と人間牧場用の麦わら帽子2つを買いました。昨年まで5年間使っていた麦わら帽子は、作業中果樹園の木々に引っ掛けてボロボロに壊れ、見るからにみすぼらしくなって処分したので、1個650円の投資です。早速真新しい麦わら帽子を被って農作業を始めていますが、帽子が新しくなると俄然力が出てくるような感じがしています。

 昨日は人間牧場へお客さんを案内した後、少し時間があったので人間牧場の段々畑を耕して草を取り、残っていたコンニャク芋の植え付けをしました。人間牧場にはいつでも農作業ができるように、地下足袋と麦わら帽子を置いているので、早速農作業ルックに変身して、2時間ばかり作業をしたお陰で、やっと春の農作業を終えました。公民館の隅田主事さんと森田館長さんも見えられ、ジャガイモ畑の手入れをしていたようです。

  「元気そう 顔が黒いと 皆が言う その気になりて 元気と思う」

  「朝晩は まだ冷たいが 日中は 20度近く 日差し顔焼く」

  「立ち寄った ホームセンター 麦わらの 帽子を二枚 投資しました」

  「地下足袋に 麦藁帽子の 出で立ちで まるで百姓 偽物だけど」

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人間牧場

〇一緒に植えた桜なのに?

 私が代表を務めている21世紀えひめニューフロンティアグループが、千本桜の桜づくり事業なるものを思いついたのは、もう6~7年も前のことです。3年間で100本の桜を10ヶ所植えるという、私たちのような小さなグループにしては多少スケールの大きい事業でしたが、幸い県下各地から苗の注文(無償配布)が相次ぎ、目標どおり3年間で千本の桜を植えました。

一番早く見事に咲いた枝垂桜
やっと咲き始めた牧場の桜
わが家の裏庭の枝垂桜

 その折植えた桜がどの程度大きくなったか想像するために、わが人間牧場へ河津桜1本と枝垂桜2本、わが家の裏に枝垂桜1本の標準木を植えました。植えてから5年が経過しましたが、4本の桜はそれぞれの場所でそれぞれの花を咲かせ、特に人間牧場の倉庫横に植えた枝垂桜は、大風で梢が折れたアクシデントにもかかわらず、それなりの成長を続け、今では根回りが私の太ももくらいになり、今年も綺麗な花を咲かせました。

 この枝垂桜は既に散り始めて葉っぱが出始めていますが、人間牧場のもう一本の枝垂桜と、わが家の裏の枝垂桜は、まったく同じ日に同じように植えた、樹種も一緒なのに、やっと花が咲き始めたようです。早生系の河津桜のように寒い季節に咲くのも、また吉野桜より遅れて咲く晩成の枝垂桜も、それぞれ趣があります。はてさて早咲きが得か、遅咲きが得か、はたまた早咲きが損か、遅咲きが損か・・・う~ん、考え込んでしまいます。あなたはどっちでしょう。

  「同じ日に、植えた桜も 場所違う だけで早咲き あるいは遅咲き」

  「5年経ち 早い桜は 根周りが 私の太もも くらいになりて」

  「牧場に 植えた枝垂を 見る度に あちこち植えた 桜に想い」

  「早咲きか それとも遅く 咲くべきか 損得勘定 五分五分でしょう」

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人間牧場

〇中学校の入学式

 昨日は地元双海中学校の第8回入学式があり、学校評議員として案内を受けたので出席しました。今年は男子10名、女子17名と、小学校に続き女性優位の学級編成です。昨日まで児童だった子どもが入学式では生徒と呼ばれるようになり、学生服を着た姿はどこか大人っぽく、頼もしく感じました。校長先生も教頭先生も、教務主任までも一緒に異動したため、ここでもどこか初々しさを感じながら、式場体育館に張られた今年の目標、「力戦奮闘!双海のこの地を、今、駆けよ!」というスローガンをなぞりました。

新入生誓いの言葉
教職員一同

 ところで入学式で担任となった先生が読み上げた生徒の名前が、随分難しく感じたのは私一人ではないと思いました。莉那(りな)、夏希(なつき)、月絹(つきな)、彩郁(あやか)、陸人(りくと)、珠生(しゅう)、颯汰(そうた)、美羽(みう)、彩翔(あやか)、空(そら)、夏生(なつき)、真将斗(まさと)、絆(きづな)、明歩(あきほ)、蒼空(そら)、紅梅(こう)、美乃里(みのり)、真菜(まな)、陽翔(はると)、彩心琉(あみる)、哲暖(さとはる)、綺音(あやね)、倫歌(りんか)、桜空(さら)、仁喜(ひとき)、桂吾(けいご)、真由(まゆ)。

 今朝パソコンで入学生の名前を打ち込みながら、なんて難しい名前の呼び方だろうとしみじみ思いました。私たちが子どものころの名前は単純明快で、女の子の殆どは名前の末尾に「子」がついていたし、男の子の名前も「夫」や「雄」「郎」などがあって、兄弟で一郎・次郎・三郎なんて子どももいました。かくいう私も人のことを言えた柄ではありません。全ての子どもに読みやすい一子・一心・一生・一公と、「一」のついた名前をつけていて、長男息子一心も2人の子どもに、希心・奏心と命名しているのですから・・・・。子どもの名前は時代の流行に敏感だといわれています。はてさて今年入学した、先生たちからみれば記憶泣かせの名前は、今後どんな運命を辿るのでしょう。

  「中学校 入学生徒 女性数 多くて男子 どこか形見が」

  「入学生 名前中々 ルビないと 読めず先生 悪戦苦闘」

  「児童から 生徒に替わり 何となく 大人っぽくて 成長足跡」

  「列席の パパママ若く 羨まし あの頃自分 同じだったか?」

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人間牧場

〇春ですね~

 わが家の庭先には、裏山から年中絶えることなく清水が流れ出ています。大きなコンクリートの水槽に溜めて生活用水や農業用に使っていますが、流れ出る水が綺麗なため、沢カニが住み着いています。沢カニは水ぬるむこの時期になると、多分冬の間冬眠しているのでしょうが、どこからともなく現れ、水場付近をウロチョロするようになるのです。

 春になると、裏山には色とりどりの野の花が咲き始めます。野イチゴの花も派手さはないものの、白い可憐な花を咲かせています。多分5月の終りころになると、この花が真っ赤な野イチゴとなるのです。子どものころは食べるものとて余りなかったこともあって、野イチゴの在り処を白い花で予約までして、楽しみにその日が来るのを待ちました。

水場に沢カニがお目見えしました
可憐な野イチゴの白い花

 昨日雨傘を差し、長靴を履いて山歩きをしていたら、近所に住む顔見知りの人が、オニグイの新芽を採りに山に入っていたようで、10個ほどお裾分けをいただきました。間もなくイタドリの新芽も顔を覗かせます。この人は毎年イタドリの新芽を軽く茹でて、油炒めして食べて楽しんでいるので、私も今年は見習ってやってみようと思っています。ああ野も山も春ですね。

  「水場にて 沢カニ見つけ 座り込み まざまざ見つめ 写真にパチリ」

  「沢カニは 冬の間は どこにいた? 春が来たよと ウロチョロ告げる」

  「野イチゴの 白い可憐な 花見つけ 真っ赤なイチゴ 連想しつつ」

  「今年は イタドリ新芽 山菜に 料理習って 楽しみたいと」

 

 

 

 

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