人間牧場

〇あらし山年輪塾を訪ねる

 昨日今日のようなジメジメ・シトシト降る雨のことを、「菜種梅雨」というのかも知れないと思いながら、昨日は年輪塾の塾頭を務め、自らも自宅古民家を再生してあらし山年輪塾を開いている、八幡浜市日土町の清水和繁さん宅を久しぶりに訪ねました。海岸国道378号を走り、佐田岬半島の付け根を貫通する、長いゴゼヶ峠のトンネルを抜け、保内町から川沿いの細い道をさらに奥へと進みました。

雨のあらし山にて塾頭と
咲いた桜の前で奥さんと

 人間牧場への道が狭いと清水さんからいつも冗談交じりで言われていますが、どうしてどうして清水さん宅までの山道も、五十歩百歩だと納得しながら、やっと清水さん宅まで辿り着きました。昨日は午後3時から小さな会をするというのでと案内されていましたが、午後は私の予定が入っていたので、午前中の訪問となりました。昨日は日ごろ松山に住んでいる清水さんと奥さんもいて、積もる話をあれやこれ、桜茶をいただきながら話しました。

 清水さん宅は築100年を越える古民家ですが、最近リフォームをしたようで、そこここに味のある工夫が凝らされ、清水さんの書斎には音楽好きのギターやバンジョーなどの楽器が置かれ、また宮沢賢治を崇拝していることを思わせる賢治の写真や雨ニモマケズ、それに年輪塾で学んだ中江藤樹の掲学等が整然と飾られて、あらし山年輪塾に相応しい雰囲気を醸していました。

 清水さんとは、彼がえひめ地域政策研究センターへJA農協から出向して来てからの付き合いですが、年輪塾がこれまで多くの学びを積んで来れたのは、塾頭を務める清水さんや小番頭の松本さん、筆頭塾生の浜田さん、処志1号の眞鍋さんたちのお蔭であり、特に清水さんの博学にして研究熱心さにはいつも感服しています。昨日は午後から愛南からくるきさんや大洲から辻先生も見えられ、6月に大洲市田処で開く予定の処志検定の事前指導が行なわれる予定です。成果を大いに期待して、後ろ髪引かれる思いでお昼頃お暇をしました。

  「海岸の 国道走り 保内から 狭い山道 あらし山まで」

  「古民家を リフォームしたと 胸を張る いやはや立派 処あり志ありて」

  「あらし山 処の門叩く 人ありて 導く塾頭 立派に成長」

  「処志検定 事前学習 余念なく 嬉しい心 ほのぼの帰る」

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