人間牧場

〇男前を上げました

 昔は正月前になると散髪屋へ出かけて散髪をし、気分を一新して新しい年を迎えていましたが、今はそんなこともなく「まあいいか」、てな調子で年末年始を過していましたが、さすがに頭がむさ苦しくなり、また妻から「お父さん、そろそろ散髪しなければ見苦しいよ」と指摘を受け、近所の床屋へ散髪に出かけました。

散髪をして男前を上げた昨日の自画像

 床屋も年末年始も一段落といった感じで、のんびりムードでした。私の場合は電気バリカンで襟元を刈り上げ、ハサミで仕上げるタイプなので、床屋の大将が「今度は少し伸びましたね」と言われましたが、「散髪代の工面がつかなかったので」などと、戯言や世間話を交わしながら、約50分鏡の前に座って成り行きに身を任せました。

 散髪は気持がいいもので、ついウトウト眠気を誘われますが、ご主人が髪を切り、奥さんが顔を剃ったり洗髪したりの二人三脚で、男前を上げてもらいました。僅か1センチほど髪を切っただけゆえそれほど重さはないと思うのですが、散髪屋を出る時何か頭の上の重石を取ったような軽さを感じるのも、不思議といえば不思議です。

 このところこの冬一番の寒気が南下して、山陰地方では積雪が多く、車が立ち往生して鳥取では自衛隊に災害救助を要請する騒動になっているようで、2月には2mも積雪があるという鳥取県大山町へ出かけなければならず、少し心配が増えてきました。襟足がスッキリしたからでしょうか、寒さを強く感じるようになり、少し風邪気味のようです。昨晩は風邪薬を飲んで寝ましたが、しっかり治したいと思っています。

  「正月を 髪を伸ばして 過したが 妻に言われて 床屋出かける」

  「男前 上げるお金が ないからと 戯言いいつ 口相撲取る」

  「散髪で 襟足寒く なりにけり お陰で少し 風邪気味気分」

  「山陰は 2m越す 大雪で 車動けず 自衛隊派遣」 

  

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