人間牧場

〇今月の標語

 11月も半ばを過ぎたというのに、書斎の月めくりカレンダーはめくるのを忘れ10月のままでした。「こりゃあいかん」と思いめくると、11月の標語は「期待に応えることの積み重ねが信頼につながる」という言葉でした。昨日は午後から12月3日~4日に行われる予定の地域教育実践交流会の、分散会ファシリテーターを集めて松山市青少年センターで、事前研修を行う予定だったので、松本さんを途中で拾い出かけて行きました。私の役目は委員長を務めているので、開会のあいさつ程度なのですが、今月の標語を思い出しながら、昔の経験を話しました。

dscn5428 私は駆け出しの若い頃、双海町教育委員会で社会教育を担当していました。日本一の公民館主事になりたいなんて馬鹿げた夢を掲げていたものの、貧乏な町の私が武者修行で県内外に出ることなど殆ど不可能でした。しかし司会術が上手くなると県大会や全国大会の司会者として指名されることを知ってから、色々と勉強や訓練を重ね、何と連続6回も公民館の全国大会の司会指名という強運クジを引き当てたのです。私はその都度「期待に応えることの積み重ねが信頼につながる」と、一生懸命努力しましたが、今はそれも懐かしい思い出です。

 余談ですが、司会術をマスターするため、結婚式の司会にも挑戦しました。私はこれまで何と537組もの結婚披露宴の司会をやりました。会議の司会と結婚披露宴の司会はまったく別物と考えていましたが、それもこれも会場内の空気を読みながら、参加者を主役にさせるテクニックは皆同じで、期待に応えた自信を積み重ねて信頼を勝ち得ました。最近は司会といわずファシリテーターなどと横文字で表現されていますが皆さんは、重要な役割をしっかりとマスターし、地域教育の発展に貢献して欲しいと願っています。

  「月半ば カレンダーめくり 今月の 標語見つけて 過去に想いを」

  「司会術 努力のお蔭 上手くなり 期待に応え 信頼を得る」

  「これまでに 573組 披露宴 司会手掛けて あれやこれやと」

  「来月も インタビュアー 出番あり 最高水準 狙って行こう」

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