人間牧場

〇秋の野の花

 毎朝のウォーキングも、近頃は夜明けがすっかり遅くなり、5時30分に自宅を出る頃はまだ外は暗く、LEDの懐中電灯をポケットに入れて出発しています。そのうち東の空が明るくなり始めると、3人4人とウォーキングを楽しむ人の姿が見え、「おはようございます」「今日は温かいですね」などと声を掛けながら歩いています。それぞれが自分のペースで歩き歩幅が違うため、追い越したり並んで歩いたりと様々です。

ノジギクが綺麗に咲いています。
ノジギクが綺麗に咲いています。

 朝のウォーキングで概ね5千歩を稼ぎ、暇があれば夕方のウォーキングで4千歩、細々で1千歩、殆ど毎日合計一万歩を稼いでいますが、朝は周りが暗いため自問自答的な歩きになりますが、夕方は周りの細々が良く見えるため、様々な発見があります。川向こうの海老加工場が、海老の不漁で長年閉鎖されていたのに、最近ここに鉄工所のような雰囲気が漂い始めました。危険で通行禁止だった加工場前の橋が最近撤去されたため、鉄工所の重い荷物はどこから運ぶのだろう?なんて、要らぬ詮索をしたりしながら歩くのもまた楽しいものです。

 道沿いの護岸上には野生のノジギクが白い花を咲かせ垂れ下がっています。足を止め持っていたデジカメで写真に撮ったり、ノジギクの花に鼻を近づけて菊の花の香りを楽しむのも一興です。川のせせらぎに目をやると、誰かが放ったアイガモが4~5匹、長閑に水面を泳いでいました。アイガモは外敵から身を守るため、夜は水面で過ごすようで、時々「グワッグワッ」と奇妙な声で鳴いています。長閑な夕暮れ時でした。

  「LED 懐中電灯 持って出る 夜明けの前の 暗がりウォーク」

  「大相撲 九州場所が 始まった どうしたことか 汗ばむ陽気」

  「野辺に咲く ノジギク愛でつ のんびりと ウォーク楽しむ 少しゆとりが」

  「閉めていた 海老の加工場 知らぬ間に 鉄工所となり 少し活気が」

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