人間牧場

〇青いミカンの実る頃

 北の国北海道からは初雪や初氷の便りが届いているのに、四国ではまだ日中は23度近くまで気温が上がり、異常気象を感じていますが、ここに来てやっと朝晩寒さを感じるようになりました。温かい布団の温もりがいつまでも欲しい気もしますが、朝起きの早い私はいつものように午前4時に起床して書斎に入り、パソコンに向かいます。退職して早くも12年となりましたが、いつもと変らない朝の日課で今日もスタートしました。

色づき始めた早生ミカン
色づき始めた早生ミカン

 昨日はぎっくり腰の後遺症を気遣って、ハガキ出しと訳ありリンゴの注文があったので、少し均し運転をしようと郵便局まで歩いてみました。周りの山々の木々は青々としていて、少し色づき始めた感じもしますが、紅葉はまだまだ先のようです。近所の畑のミカンも黄色く色づき始めました。この時期は既に極早生ミカンが最盛期を迎えていますが、もう間もなく早生ミカンにバトンタッチされるようです。

 先日人間牧場へ出かけた折、西嶋さんに極早生ミカンをキャリーに一箱いただいて持ち帰りました。今年は夏の日照りのお蔭でしょうか、どのミカンを食べても甘く、特にこの時期の青切りミカンは酸味や香りもほど良く、ビタミンC 補給のつもりで毎日4~5個は美味しく食べています。昨日は農作業をしていた近所の顔見知りのおじさんの許しを得て立派に実ったミカンの樹を写真に撮りました。

カタバミの花の群生
カタバミの花の群生

dscn5071 路地裏の道を歩いていると、綺麗なピンクの花の群生を見つけました。詳しくは知りませんがどうやらカタバミの花のようでした。野の花は見る人も殆どないのに、季節のめぐりに合わせてひっそりと咲いて実をんだり、根を張って次の年への命のリレーを、人知れず繰る返しているのです。人生の晩期を迎えると、今まで踏みつけて歩いていた道端の草花にも気や目が行くようになりました。時には花と対話するように、しゃがみ込んで花の美しさや移り行く季節の彩りを楽しんでいます。

  「日中は 汗ばむけれど 朝晩は 少しひんやり 秋も深まる」

  「早生ミカン たわわに実り 色づいて 季節移ろい 感じて歩く」

  「カタバミの ピンクの花に 足を止め しゃがんで花と 会話を交わす」

 

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