人間牧場

〇四つ葉のクローバー

 秋祭りが近付いたので、少しでも綺麗にしておこうと、殊勝にも昨日は家の周辺の草刈りをしました。毎年のことながら多分これが今年最後の草刈りなので、少し丹念に刈りました。夏が終わるころ刈っていたのでそれほど伸びていませんでしたが、それでもかなり長い距離があるので、とりあえず半分を半日かけました。昨日は大汗をかくこともなく、また藪蚊に悩まされることなかったので、それ程疲れを感じませんでした。

%e5%9b%9b%e3%81%a4%e8%91%89%e3%82%a4%e3%83%a9%e3%82%b9%e3%83%88 草を刈っていると色々なものに出会います。バッタやコオロギが草刈機の前を横切ったり、時には夏の名残のイモリもいたりして、その都度ハッとします。またツユクサやススキなども咲いていますが、綺麗だと楽しむ余裕もなしに、片っ端から刈り進みました。昨日は雑草の中に、植えた訳でもないのに、ハーブの一種であるペパーミントが数本生えているのを見つけました。そこだけ刈り残しましたが、この際畑の隅で育てたいと手スコップで移植しました。

見つかった四葉のクローバー
見つかった四葉のクローバー

 刈り進んで行くとこれも植えた訳ではありませんが、クローバーが生えている場所がありました。草刈機のエンジンを止めて、休むつもりでクローバーの中にどっかり腰を落として座り、四つ葉のクローバーを探しました。幸せの象徴のように重宝がられる四つ葉のクローバーが、そう簡単に見つからないことはこれまでの経験で分っているものの、何と少しの時間で五つほど見つかりました。早速部屋に持ち込んで、少し厚めの本の中に、本が汚れないよう紙片を2枚用意して、少女趣味とも思える押し葉にしました。

 クローバーは江戸時代オランダから、貴重だったガラス細工が割れないように詰め草したものが発芽したと伝えられる帰化植物です。三つ葉が主流ですが何かの衝撃で異変が起こり四葉になるようです。ゆえに日常的に踏まれたりする場所に意外と多いというのも納得です。四つ葉はキリスト教では希望・信頼・愛情・幸福といわれていますが、四つ葉のクローバーを5つも見つけて、昨日は他力本願ですが、何かいいことがありそうな感じがしました。

  「草刈りの 途中で見つけた クローバー 四つ葉が何と 五つもあって」

  「信頼と 希望・愛情 幸福の 四つ大事な 生きてく教え」

  「何となく 四つ葉見つかり 幸せな 気分になりて 疲れも忘れ」

  「草の中 自然に生えた ミントあり 畑の隅に そっと移植す」

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