人間牧場

〇地下足袋姿がよく似合う農作業

 今月22日に人間牧場で、子ども体験塾の収穫祭をやる予定で準備を進めていますが、私のWritingCalengarによると、その前後は滅茶苦茶スケジュールが立て込んでいて、準備に人間牧場へ行くことができないため、昨日の朝急に思いつき、弁当持参で草刈に出かけようと、弁当を作って欲しい旨妻に頼みました。ところが弁当を作るご飯を炊くのが間に合わず、結局カップヌードルとお菓子や果物を渡されました。まあ半日程度なのでと鷹を食って出かけました。

これが私の農作業スタイル
これが私の農作業スタイル

 人間牧場に着くとまず履いていた運動靴を脱ぎ、地下足袋を履きました。人間牧場が出来てもう10年を越えましたが、人間牧場での農作業は、妻が買ってくれた地下足袋を愛用しています。今使っている地下足袋は2代目ですが、履き心地抜群で農作業にはこの上なく、今ではすっかり必需品となりました。昨日は曇りがちの時折陽の差す程度だったので、樹間の草刈には邪魔なため愛用の麦藁帽子は被らず作業帽で過しました。何よりも重宝は蚊取り線香です。線香に火をつけ専用の缶を腰にぶら提げて煙を出すだけで、藪蚊がやって来ないのです。

 この時期の草刈りで一番困るのはクモの巣の多さです。私たちが子どものころ大臣クモと呼んでいた、黒黄マダラのクモがクモの巣を張って草刈りの行く手を阻むのです。草刈りに夢中になってクモの巣に顔を突っ込んでしまうことも何度かありましたが、その都度草刈機を止めて顔にまとわりついたクモの巣を取り払いました。お昼はお湯を沸かしてカップヌードルを作り、ウッドデッキで流れる雲や下界に広がる海を眺めながらのんびりゆっくりしましたが、作業ズボンに忍ばせた携帯電話が何度も鳴って、その度に便利なのか不都合なのか分らない手間を取られました。

 この前いつ頃草を刈ったのかよく覚えていませんが、草丈は結構高く伸びていて、少し難儀をしましたが、途中草刈機のチップソー刃を替えてからは切れ味抜群となり、思った以上の広さを刈りました。もう半日分残っていますが、少し腰が重たく感じるようになったので無理をせず、午後4時頃に作業を終えました。これでとりあえず10日後の子ども体験塾はできそうです。帰りに西嶋さん宅の前を通ると家族でミカンの選果途中でした。世間話に花を咲かせ、規格外極早生ミカンを一箱もいただいて帰りました。

  「地下足袋に 蚊取り線香 よく似合う 今はすっかり 百姓見紛う」

  「昼ごはん お湯を沸かして 持参した カップヌードル 若者みたい」

  「これあげる ミカン一箱 気前よく 今年は果物 とにかく美味い」

  「さあこれで 準備万端 整った 10日後子ども もてなす準備」

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