人間牧場

〇9月の五行歌

 数日前、松山五行歌の見山あつこさんから、9月歌会の報告書が届きました。いつもながら歌会の下支えをしてくれている姿に感謝しながら封を切りました。中には先日伊予鉄高島屋で開かれた作品展を松本さんや米湊さん、赤石さんと一緒に訪ねた折のスナップ写真をハガキにして、丁寧にもそれぞれ私信を書いて同封していました。近々会う機会を見つけてそれぞれに手渡したいと思っています。

 さて今月の私の駄作は欠席歌の部で、お粗末ながら四席という朱文字が添えられていました。
  「伊達」と書いたら
  「いたち」と読まれ
  「百足」と書いたら
  「ひゃくそく」と読まれた
  学校で何を習っているの?

 講評は次のとおりでした。
 「☆ピンポイントで「伊達」や「百足」は習わないと思いますが、漢字がちゃんと読めない人が増えているような
  現状は、作者ならずとも気になりますね。今の時代、パソコンで打って、プリンターで印刷。自分で書かな
  いことや、本を読む人が少なくなったというのも影響していて、学校教育だけのせいではないのでは!の
  感想も出ました。」とのことでした。

 ちなみに出席歌の部一席は永井純子さんの次の歌でした。
  朝起きて
  一番に
  思うこと
  今日もたくさん
  笑えますように

 ちなみに欠席歌の部一席は久我正明さんの次の歌でした。
  年寄りが
  薬を貯めるのも
  札束を隠すのも
  鈴虫を捨てるのも
  みんなポリ袋

  「駄作だが 朱色で四席 恥ずかしい 人の歌見て その佐歴然」

  「今度こそ いつも思うが いい歌が 浮かばず失意 さて次回は」

  「筆まめに いつもお便り 貰う人 顔を浮かべて 私信に感謝」

  「夏が過ぎ 秋が来たよと 言うように それぞれの歌 秋の気配が」

 

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