人間牧場

〇今年の夏エトセトラ(その7)

 ・ガリガリじいさん

 昨日の夜、若嫁が小学校のPTA役員会に出かけたので、久しぶりに孫たちと一緒に風呂に入りました。夏休みまではほぼ毎日私と一緒に風呂に入って、掛け算の九九を覚えたりしていましたが、夏休みになって母親と入る機会が多くなり、本当に久しぶりでした。3年生の孫希心と1年生の孫奏心は誰に似たのか、人並み以上に体格がよく、いつの間にか随分大きくなったものだと感心しながら頭と身体を洗ってやりました。

ガリガリじいさんの骨皮筋美
ガリガリじいさんの骨皮筋美

 二人が湯船に浸かって私の体を見ながら、「おじいちゃんはまるでガリガリじいさんじゃねえ」と、笑いながら命名してくれました。風呂から上がり自分の体を拭きながら、居間の姿見鏡に自分の姿を写して見ましたが、まあ痩せて孫の命名どおり「ガリガリじいさん」という表現がピッタリでした。別にどこが悪いと言う訳でもなく、食欲も睡眠も問題はないのにです。痩せたい一心で歩いたり運動したり、食べたいものも我慢している妻には、何とも羨ましい限りです。

 私は一番太っていた頃は70kgに近付いていました。167cmの身長から割り出すと62kgくらいがベストでしょうが、胆のう摘出手術後は54kgを維持し続けています。胆のう摘出手術後脂濃い肉などは殆ど食べなくなり、浴びるほど呑んでいたビールもきっぱりと止め、毎日一万歩を目指し歩いている結果の体重減と思われますが、身体はある程度は年齢に関係なく、鍛えれば鍛えられるものだとしみじみ思っています。

 最近は家庭菜園での畑仕事や人間牧場での草刈り、薪割りなどの力仕事が多く、チェンソーやマサカリ、草刈機、鍬や鎌などの道具類も使う機会が増え、否応無しに体全体の筋肉を使っています。ゆえに若い現職時代から比べると歳をとったのに筋肉はかなりついて、妻も驚くほどすっかり逞しくなりました。そう思って肉体美を自慢しているのに、「ガリガリじいさん」とはと、孫の言葉に思わず納得しながら苦笑いしました。

  「孫と風呂 一緒に入り あれこれと 世間話も 楽しいものだ」

  「痩せている 私の体 見た孫が ガリガリじいさん 表現ピタリ」

  「筋肉と 思っていたが 孫の目にゃ 骨皮筋だけ 少しショックだ」

  「筋肉は 歳をとっても 鍛えれば ある程度増す 私がいい例」

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