人間牧場

〇夏の思い出エトセトラ(その1)

 今年の夏もいよいよ終わりに近付きました。どこかへ特別な旅をした訳でもなく、ただ何となく過した感じの今年の夏で、とりたてて記録に留めるほどのこともありませんが、平凡なことを記録しておくことも私にとっては大切なことなので、少し振り返っておきたいと思います。

 ・ムカデに刺されました
 昨日の夜午前0時頃、夢心地の私の額に何やら小さな針で突いたような痛みを覚えました。手を額へ持って行くと、今度は手の甲にも同じような痛みです。飛び起きて隣に寝ていた妻を起こし、「どうやらムカデに刺されたようだ」と言うと、起き上がった妻は素早くタオルケットを剥がし、布団の上を探し始め、小さな2cmほどのムカデを見つけました。刺されないようテッシュに包み用意した割り箸でそのムカデをすり潰し、刺された傷口にすり込んでくれました。

 一見残酷なように、しかも女性のすることではないと思われがちですが、どこかからか聞いてきたムカデに刺された時の対処法で、これまでに何度も処置をして痛みを和らげてもらっているのです。田舎は自然がいっぱいと自慢していますが、自然がいっぱいゆえに色々なハプニングがつきもので、蚊やブトに刺されるのはしょっちゅうで、時にはススメバチに刺されたり、私のように大きなムカデに刺されアナフィラキシーショックとなって、救急車で運ばれることだってあるのです。

 わが家では虫刺されの特効薬として、ムカデを空いたコーヒー瓶に焼酎と一緒に入れて保存しています。蜂に刺された時妻がいち早くつけてくれますが、これも近所の人に妻が聞いて作ったものです。蜜蜂や蚊に刺された時はアロエの葉をちぎって、そのネバネバを塗るとそのうち治ります。アウトドアー派のわが家ではまるでおまじないのようなこんなことが日常的に行なわれ、不思議なことにこのことが家族の絆を深めているのです。今朝も畑に水をやる途中ブトに腕を刺され、妻がアロエのネバネバを、妻の愛情を感じながらつけてもらいました。だ・と・さ。

  「田舎ゆえ 自然いっぱい あるけれど ムカデやブトに しょっちゅう刺され」

  「その度に 妻の作った 特効薬 威力発揮し 痛み和らげ」

  「妻凄い ひるむことなく 捕まえた ムカデ割り箸 潰し傷口」

  「おまじない それと本当に 効くのかな? 半信半疑 昨日も今日も」

 

 

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