人間牧場

〇季節の贈り物

 私には全国に沢山の仲間がいます。公務員もいればお百姓さんや漁師さん、会社員等職種も様々です。また住んでいるところも違うため、その土地ならではの珍しい物が年中あちらこちらから届くのです。私も呼応してみかん類を中心に郵便局の宅配係の人が驚くほど送っていますが、物を介しての交流も楽しいものです。一昨日北海道佐呂間町に住む井田勝人さん・貴子さんご夫妻から、ホタテの稚貝が今年も送られてきました。早速塩湯でしたりバター焼きしたりして、オホーツクの海の幸を楽しませてもらいました。

水口マリ子さんから送られてきたそら豆
水口マリ子さんから送られてきたそら豆

 珍しいものが送られてくると、皆さんにお裾分けするのも楽しみの一つです。思いつくまま近所や親類に配ると、まるでわらしべ長者のようにお返しを頂きかえって恐縮してしまうのです。
 いい友人とは一体どんな人をいうのか、徒然草にそのことが書いているそうです。いい友には3つのタイプがあるそうです。①物をいただく人、②くず師(病気を治してくれる人)、③知恵のある人だそうです。そういえば②のくず師を除けば、私には①の人も③の人も指折り数え切れないほどいい友がいて、私はある意味幸せ者なのです。

 でも私はそう思ってみても、私が相手にそういう人であるかどうかは分からないのです。物を差し上げるのにお金を使うことは余り好ましいことではありません。自分の家で採れた野菜を差し上げたり、お裾分けをする程度にしないと私たちのような貧乏人は、付き合いが長続きしないのです。私にどれ程の知恵があるかも疑問です。知識と知恵は違いますから、肩肘張らず自分流に生きれば、自分の知恵は必ず相手の心の扉を開くのです。さあ相手にとっていい友人と思われるような人間になるため、もう一分張り頑張りましょうか。

  「生きたまま 宅配便で オホーツク ホタテの稚貝 届き感激」

  「美味いねえ 箸を進めつ 送り主 顔思い出し 感謝の心」

  「いい友に なるため努力 するならば 相手にとって 私必要」

  「そら豆の 皮剥く孫の いじらしさ 飛び出す豆を 面白がって」 

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