人間牧場

〇3つの講演会

 10月1日、私と松本小番頭さんは宇和島市の森田さん、谷本さんと鳥取県倉吉市で開かれた全国地域づくり団体研修交流集会にゲストとして参加しました。その時法政大学の岡崎先生と私が冒頭で鼎談をしました。その話が良かったのか悪かったのか、その日の夜の交流会で、大山町の課長さんが、「是非大山町と隣の伯耆町とリレー講演会をして欲しいのですが」と即断依頼されました。そしてその日が12月8日~9日の二日だというのです。早速自宅に電話をかけ、持参することを忘れたスケジュール表を妻に見てもらいました。土曜日は子ども体験塾、日曜日は金子みすゞ講演会と書かれているが、前日前々日の木・金は空いていますというので、一も二もなく引き受けたのです。講演が近づいた一ヶ月前伯耆町の景山さんから、「明くる日は大山町なので、こちらでお泊まり下さい」と優しい言葉をかけてくれました。

「エッ」と思いつつ時は過ぎましたが、大山町の予定がメールで送られてきた時ビックリしました。12月8・9日ではなく12月9・10日でした。急いで確認しましたが私の聞き間違いではなく相手の間違いだといわれましたが、既に決まったスケジュールは動かしようがなく、結局私の予定をキャンセルする以外良い方法も見つからず、こちらの相手に無理を言ってしまいました。
 伯耆町での講演は9日の午後2時から区長協議会の主催により役場の直ぐ隣の農村環境改善センターで開かれ、午後6時30分からの講演会は久米桜の酒蔵2階で開かれ、その後午後7時から酒蔵が経営するレストランガンバリウスで懇親交流会が開かれました。世界一になったという地ビールを、私もほんの盃一杯程度味わいましたが、中々美味しいビールでした。飲むほどに酔うほどに二回の講演内容について、揺さぶりと深堀が進んで、やはり地域づくりにお酒は欠かせないものだなあと実感しました。どうやら私が無類の酒好きだという噂が流れていたので、こんな呑み会が計画されたようなのです。

 明くる日の昨日の10時前、ロイヤルホテルへ大黒さんが迎えに来て、名和神社や港の近くのレストラン、後醍醐天皇ゆかりの地を雨の中散策させてもらいました。それに御来屋駅の駅舎を利用した直売所を訪ね、店員さんたちと楽しいお喋りをしながら時を過ごしました。また途中急な思いつきで、陣構茶生産組合の橋井さんを訪問して、紅茶の作り方の手ほどきを受けました。橋井さんの話によると紅茶は2時間もあれば簡単に作れるそうです。わが人間牧場にも沢山のお茶の木があるので一度挑戦したいものだと思っています漁港のレストランで美味しい魚づくしの昼食をご馳走になりました。午後2時からの講演会には森田大山町長さんも見えられ、控え室で短い時間ながら色々なお話をさせてもらいました。農協出身だそうでしっかりとした、まちづくり理念をお持ちの方のようでした。会場は満席で熱心にメモを取りながら私の話に相槌を打つ姿に引きこまれて、私も熱く燃えながらお話をさせてもらいました。

漁港の鮮魚産直店
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
港のレストランで食べた美味しい昼食
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
大黒さんと橋井さんに紅茶の作り方を教わる
 
 
 
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  「三回も 講演しつつ 合間縫い 教わることの 多くありなん」

 

  「コーヒーを 飲まぬ私の 次の手は 紅茶手づくり できるようにと」

 

  「伯耆富士 今日は雲間に 顔もなく 恥ずかしそうに 白い服着て」

  

  「メモを取り 話熱心 聞く態度 いやあご立派 見習いたいね」

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