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〇孫は私たちの太陽です

 孫たちと同居し始めて2ヶ月近くが経ちました。それまでは孫たちは適当な距離にいて、一ヶ月に一・二度訪ねて来ていたのが四六時中傍にいるものですから、見えなかった部分まで見え隠れして、要らぬおせっかいをしてしまうのです。二人の孫は2歳と4歳なのでエジソンという幼児用の箸を使ってご飯を食べていますが、4歳の孫は今年から保育園に通うようになったのでそろそろ箸の使い方を教えなくてはなりません。勿論それは親の教育の一環ですから私のような祖父の出る幕ではないのですが、何故か気になって入らぬ口出しをしてしまうのです。自分の子どもを育てた時はそんなこと無頓着で、何かにつけて口を出す親父の言葉をうっとおしいと思ったものでした。それが孫のことになると気になるのですから、「言わざる、見ざる、聞かざる」の三ざるに徹しようと思いつつ、ついつい口を出してしまうのです。


 妻についても同じようなことがいえ、これまでたまにしか来なかった嫁が、毎日近くにいると同じようについつい気になるようで、鬼姑にはなりたくないと思って三ざるを心に決めていたにもかかわらず、目の上のタンコブとなっているのです。そこら辺を両方が割り切って越えないと同居はできませんが、家のリフォーム工事中だけに食べる場所と物こそ違えキッチンを一緒に使っているため、お互いが多少の戸惑いを隠せないようです。

 泣いて保育園へ行くのが嫌だと言っていた孫は保育園生活にも馴れて、今では私と一緒に元気に通園しています。最近は通園の準備も早くて、「おじいちゃんまだ?」とせかされる始末です。

 先日2階の窓の内障子を孫が破りました。最初は棒切れを振り回していて誤って破いたようですが、それが面白いのか今度は手で破ったようです。この障子は私たち夫婦が息子たちが帰ってくる前、綺麗に張り替えたものですから、これも教育とここぞとばかりに叱りました。そして泣き叫ぶ孫を押入れにお仕置きとして入れました。余程怖かったのか、それ以来今のところ障子を破ることはピタリと止まりました。

 一昨日は息子が呑み会があったようで、嫁が車で迎えに行きました。その間孫二人は就寝の時間だったためお留守番をさせられました。寂しいと泣きながら布団の上で横になっていましたが、何とかお留守番ができました。またこれまで父母としか風呂に入らなかったのに、3日前から「男同士」と機嫌を取って私と一緒に風呂に入るようになりました。これも大事な親離れです。「男は?」といったら「男は泣かない」、「男?」と言ったら「男同士」、「おじいちゃんは?」と言ったら、「おじいちゃんは大好き」と返ってきます。金子みすヾの「こだまでしょうか」に似ています。

 夕食を食べている私達の所へやって来て、「あれが欲しい」「これが欲しい」とおねだりする姿も愛おしいものです。時には優しいおじいちゃん、時には怖いおじいちゃんを演じながら、今は孫と楽しい日々を過ごしています。これこそ幸せ、今では私たち夫婦にとって孫は太陽のような存在なのです。

 今朝も6時だというのに「お早うございます」とこましゃくれた言葉で私の書斎にやって来ました。


  「孫二人 なんだかんだと 口相撲 日々楽しくて まるでペットだ」

  「じいちゃんと お風呂に入ると 大はしゃぎ 妻と入浴 当分お預け」

  「笑ったり 泣く声聞こえ 賑やかな わが家ただ今 幸せ気分」

  「指きりの 指を絡ませ 色々な 約束しては 孫と楽しむ」

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〇ビニール傘は一日12万本売れるそうです

 青い空に白い雲といえば夏の代名詞です。沖縄に続いて南九州では、早くも梅雨明けしたようだと昨日テレビが報じていて、昨日の空と雲を見ていると四国もひょっとしたら梅雨明けしたのではないかと、思わせるような雰囲気でした。しかし本来なら6月下旬という時期は梅雨の真っ最中のはずで、このまま梅雨が明けると観測史上一、二を争うような速さらしく、夏の暑さが思いやられるようです。
 今年の夏は福島原発の事故が引き金となって、脱原発とか電力不足が懸念され、クールビズや省エネの話題で持ちきりのようです。そのため暑かった気温が原因で、「熱中症」になった人を運ぶ救急車の出動回数が異常に多く、中には熱中症で死ぬ人まで出たようでした。
 今年も埼玉県熊谷市では6月の気温としては過去最高の39.9度を記録したり、熱中症で運ばれた人の人数が、既に昨年の5倍に達しているようです。

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 隣に傘屋さんがあるから余計思うのですが、JRの列車内での忘れ物のトップはこうもり傘らしく、私も二度三度たまに乗る列車内にこうもり傘を忘れた経験があり、妻に叱られたことがあるのです。私が車内に忘れたこうもり傘はJRに連絡し、傘に名前を書いていたお陰で手元に戻りましたが、今は使い捨て用のビニール傘が主流のため、忘れ物に気付いて取りに来る人も殆んどなく、ゴミとして処分されるのだそうです。
 日本列島は狭いといっても東西に長く、高温多湿な気候ゆえ日本のどこかで雨が降っているので、平均すると一日に売れるワンコイン500円のビニール傘は12万本というから驚きです。傘も今や使い捨ての時代で、物質的には富める国日本を象徴している出来事で、勿体ない世代に生まれた私のような人間には気になって仕方がないのです。私の自著本「夕日徒然草」も同じワンコイン500円なので、ビニール傘と自著本の値打ちが同じだと思うと、少し考えさせられます。

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 最近若者の間でこうした使い捨ての暮らしを見直そうという動きが広まりつつあるそうです。嬉しいことであり私もその流れには大賛成ですが、日本人の浪費癖はちょっとやそっとでは直りそうにないのです。コンビニエンスストアーの賞味期限が切れた弁当の廃棄処分量は相当なものだし、10年以上は持たないように作られているという電気器具類や、廃棄処分となった廃車置場を見る度に勿体ないと心が痛むのです。
 身近な場所で行なわれる毎月一回の不燃物回収やペットボトル回収、紙ごみ回収も再利用されるというけれど相当な量で、作るのに金をかけ、回収に金をかけ、再利用に金をかけるのですから、経済のサイクルとはいいながら、ボタンの掛け違いのようにどこか間違っているようです。
 わが家も今年、長男息子たち家族が同居するためにリフォーム工事が行われていますが、リフォーム工事に伴って大量の行き場のない道具類や衣服類を処分しました。今は工事をする大工さんが金さえ出せば処分場へ持って行って処分してくれるので便利といえば便利なのですが、長年使ってきたこれらの品々は、どのような末路を辿るのでしょうか。

   「この傘を 五百円やる 作ってと 言われてみても 首を降るだけ」

  「俺の本 ビニール傘と 同じ値で 売られるけれど 傘売れ本は?」

  「冬がいい 夏来る度に 思うけど 冬になったら 夏懐かしく」

  「気候まで 現代風に なっちゃった どこかおかしい 地球の変化」

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〇軽四トラックの車検

 人間牧場が出来てから何かと必要便利に使っている4WD軽四トラックの車検通知が、車を買った近くのモータースから数日前、ハガキで届きました。リタイアの身にこんな臨時出費の通知が届くと、一瞬顔が曇るのですが、妻は意外にもクールで、想定内とばかりに私の予定表を取り出して、車検切れが7月7日だから6月28日からにしようと決めて、モータースへ連絡、昨日の午後車を取りに来てもらいました。聞けば車検は一日程度で今日の夕方には終了する予定のようです。

 そんなこともあって昨日は午前中竹を切りに竹薮へ出かけ、最近の大雨後様子を見ていない人間牧場の見回りに出かけました。4~5日程度見なかった人間牧場界隈は、このところの雨で雑草の背丈がグングン伸びて、草に埋もれたような感じがしました。時間が余りないので二ヶ所のコンニャク畑の草引きをしました。今年は寒さの影響で一週間ほど芽吹きが遅れたコンニャクイモもここに来てグングン伸びて草を押し分けるように、葉っぱを茂らせていました。その分草取りもコンニャクの葉っぱを倒さないように注意を払わなければならないのです。

 春先に一度草を引いていたため、またこのところの雨で土が柔らかく草引きは思ったほど難しくはありませんでした。1時間余りで作業を終え、スモモの木を見ると、今年沢山実をつけているロケ風呂横の一本の木のスモモがピンク色に熟れ始めていました。ロケ風呂の屋根には早くもスモモの実を狙っているのか、目敏いカラスが二羽、辺りの様子を伺っていましたが、私の来訪に驚き何処かへ飛び去って行きました。多分カラスたちは再び三度飛来してくるものと思われますが、撃退の当てもないので、40個余りを収穫しました。

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 人間牧場の農場には何本かスモモの木を植えていますが、植えた時期が後発なのに何故かこの木だけが成長が早く、まだ植えて3年目なのに早くも嬉しい収穫です。私はスモモが大好きなので空き畑に10本ばかり植栽していますが、これから木が大きくなるので楽しみです。春のスモモの白い花も可憐で、花と実を楽しむことができるスモモの植栽は正解だったと、手前味噌ながら一人喜んでいます。今年は一瓶スモモ酒を試作してみようと思っています。先日友人が梅酒を作る歳になったとブログに書いていましたが、梅酒は歳で作るものではないと反論したものの、やはり歳だと同感したりもしました。

 先日孫が通う保育園の園長さんと学校評議員で会いました。保育園のおやつにスモモを出したところわが家の孫が大喜びでスモモを食べたそうです。昨日はまだ少し酸っぱいかも知れないと思って出しませんでしたが、今朝見ると食べごろになっているので、孫の朝食後のデザートに出してやりたいと思っています。それにしてもスモモといいブルーベリーといい、トマトといい田舎の暮らしは楽しもうと思えば、いくらでも楽しめます。これぞ田舎流、これぞ里山流なのです。田舎はいいとみんなに見せびらかしています。

  「牧場に 今年も夏が やって来た スモモ初なり 収穫嬉し」

  「さくらんぼ さらに大きく したような スモモ私は 大好き食す」

  「今朝スモモ 昨日は紫 ブルーベリー トマト加えて 田舎は楽しい」

  「スモモ酒を 作ろうなんて 俺も歳 言われそうだと 少し控え目」

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〇枝垂れ緋モミジの棚作り

 わが家の庭には沢山の樹木が植えられています。34年前の昭和52年にわが家を新築してから今日まで、それらの樹木は、親父と私がそれぞれ友人から貰い受けたり、買ったりして主に親父が手入れをしてきましたが、いずれもそれぞれに思い出のある木々で、34年の時の流れの中で随分立派な風格となってきました。
 その中に家の入り口に植えられている枝垂れ緋モミジがあります。最初は親指程度で背丈ほどの緋モミジでした。40年ほど前に手に入れ、下灘の旧宅に植えていたものを新築と同時に引っ越したもので、庭の入り口の斜面に見上げるように植えられているため、春夏秋冬それぞれに趣きがあります。今の土地が性にあっているのか、今では枝葉を畳6畳以上に茂らせ見事な容姿です。

 枝垂れとは自然に枝が垂れてくる性質を持っていて、ほおっておくと枝葉が地面に届くので、枝が伸びる度につっかえ棒をして支えなければならず、竹を張り巡らせていました。5年前に山から竹を切り出して支えていた竹が、このところの南風にあおられて何本か落下して醜態を晒し始めました。よく見ると竹は虫が食ったり朽ちたりしていたので、この際取り替えようと思い立ちました。
 92歳の親父を誘い軽四トラックで5~6キロ離れた妹の家の竹林へ行き、腕首以下の大きさの真竹を20本近く切り出し持って帰りました。今は竹を切り出す時期ではないのですが仕方ないと諦め、できるだけ古くて硬い竹を選びましたが、多分5年くらいしか持たないのではないかと思われます。

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 昨日の午後古い竹を全て外して取り除きました。竹と竹を結んでいた被覆銅線を再利用のため丁寧に外し、新しい竹を差し込んで結んで行くのです。昨日は台風の影響でかなり強い南風が吹いて気温が上がり、太陽の直射こそなかったものの真夏日の温かさで思い切り汗をかいてしまいました。
 1時間ほどの作業で無事元のような姿に復元することができました。手伝った親父も青竹を組む私の姿や出来栄えに満足した様子でしたし、同居をし始めた息子嫁は私と親父の器用な作業に目を丸くして感心し、熱中症にならぬようにと気を配って冷たい麦茶のサービスをしてくれました。
 今年も暑い夏がやって来ました。年老いた親父は勿論のこと、老域に差し掛かった私たち夫婦や同居を始めた息子家族も、みんなで元気で暑そうな今年の夏を乗り切りたいものです。

  「台風の 大風あおられ 緋モミジの 棚竹落下 醜態晒す」

  「半世紀 生きた証か 枝葉伸び 畳六畳 大きくなりて」

  「手助けを する親父力 そこここに 生きて立派 見事復元」

  「凄いねえ 親父と俺の 器用さに 目を丸くして 嫁は感心」

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〇夕日徒然草・風の書執筆終る(その2)

何よりも苦労したのは地の書・水の書・火の書・風の書・空の書と、それぞれ30話ずつ小見出しを決めて執筆することです。最初の地の書は書きたかったことがいっぱいあって、たった3日ほどであっという間に書いてしまいました。ところが水の書。火の書とシリーズが進むに連れて、書くスピードが鈍るばかりか、話題を集めるのにも一苦労です。でも今回の風の書もまあ何とか見繕うことができました。これは日ごろからブログを書いて書くことに馴れたからだと思うのです。

 年輪塾のからみや、えひめ地域政策研究センターとの絡みもあって、かつて研究員として活躍した清水和繁さんに監修や校正を依頼しました。また地域づくり人養成講座で知り合った村上太さんに印刷代を五年間据え置きの厳しい予算で印刷を頼みました。まあそんなこんなで地の書・水の書・火の書が出来上がり、今回風の書の出版となったのです。       地の書は全て完売したものの、水の書と火の書は忙しさの余りに販売に熱を入れることを忘れていて、多少残っていますが、これから少し頑張れば何とかなるほどにこぎつけました。まさに自転車操業で、これからの努力なしには最後の空の書の出版はおぼつかないようです。

 今年の春、本の題名を書いてくれた叔父が亡くなりました。本の題名は5冊とも一緒なのでとりあえず出版はできますが、風の書でもできたら墓前に供えて御礼をいいたいと思っています。先週監修をお願いするため清水さんにメールを入れました。清水さんはただ今国内旅行中なので、変える頃を見計らって原稿をCDに入れてプリント原稿とともに送りたいと思っています。
 人間牧場の馬路村産魚梁瀬杉の切り株に刻まれた150の年輪にあやかろうなどと、無理な決意をしたために思わぬ重い荷物を背負うことになって四苦八苦しています。非凡なことは平凡な人間ゆえに思っても成し得ませんが、平凡なことを150も積み重ねることは容易なことではありません。でも凡人ゆえに平凡なことを少しずつ積み重ねなければなりません。多分来年の今頃は121話から150話までの30話の原稿書きに頭を悩ませていることでしょう。でもその後に大願成就の喜びが待っているのですから頑張らなければなりません。逆風が少しずつ追い風に変わりつつあるようです。

   「仲間あり 助けがありて 成せる業 四苦八苦して 何とか目鼻」

  「馬鹿なこと 目標掲げ 始めたと 今頃後悔 後の祭りだ」

  「金工面 妻にも言えず 悶々と 何とかなるさ 明日があるさ」

  「来年の 今頃原稿 悩んでる 創造しつつ 原稿送る」

 

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〇夕日徒然草・風の書の執筆終了(その1)

 とんでもないことを思いついたものだと深く反省しているのが、落伍(落語ではなく落伍)の話芸とそのネタ本である夕日徒然草の執筆自費出版です。発想の原点は高知県馬路村産魚簗瀬杉の切り株を、友人で高知県奈半利町在住の坂本利男さんからいただいたことから始まりました。講演で2005年7月21日高知県奈半利町へ行った折、ついでに立ち寄った坂本さんの自宅兼高知新聞奈半利販売店の一階にある駐車場隅で、泥にまみれた切り株を見つけました。汚い切り株に何故か私の心が動き、譲ってくれないかと頼んだところ意外にも快く了承され、律儀な坂本さんはこの切り株を梱包して宅配便で送ってくれたのです。3人でやっと動かすことのできる切り株の輸送はお金も要ることから、着払いをお願いしたものの、物がものだけに着払いはできず、結局坂本さんが一時立替えをしてくれたので、これも高知県での講演のついでではありましたが、後日私はお礼に双海町の特産品を持って支払いに立ち寄りました。

 切り株が到着したものの一旦倉庫にしまっていた切り株は大きいゆえ、何かにつけて邪魔になりついつい倉庫の隅に追いやられていたのです。その様子を見た親父は貰った人への配慮が足りないと私に文句をいい、ついには近所の人にお願いしチェンソーデいびつな所を切り落として、電動カンナで荒削りをしたり研いたり、またゆがんだままの姿を生かして座卓に生まれ変わらせてくれたのです。
 それでも置き場に困り、結局は2005年7月29日に人間牧場・水平線の家を建前して間もない部屋の中へ、息子二人の力を借りて運び込みました。暫くの間はこの座卓を囲んで来訪者と面談したりしていましたが、余り気にすることもなく使っていました。
 ところがその翌年2006年6月10日~11日の両日、真新しい水平線の家で、広島県三次市総領町の和田さんたちを向かえ移動逆手塾を開いた折、この座卓の上に座布団を敷いて私が卓話をした折、言いようのない落ち着きと効果を感じたものですから、「そうだこの切り株の上で何かをやろう」と閃いたのです。

 色々考えた挙句数えることのできる切り株の150の年輪にあやかり、150話を話せるような人間になりたいと最初は軽き気持ちで発想したのです。自分の思い付きをまとめてみると、①切り株の年輪にあやかり150話を考える、②150話を本にして自費出版する、③出版する本は概ね一冊250円くらいで仕上げる、④一冊に30話を集録し販売は概ね500円のワンコインで販売する、⑤売れた本の原価回収分は次の30話の本の出版費用とする、⑥本の名前は夕日徒然草とし宮本武蔵の五輪の書にあやかり30話×5冊とする、⑦本の出版は概ね一年に一冊とし売れ行きや反応を見極めて決める、⑧話芸は落語ならぬ落語風として一話10分とする、⑨落語は来た人に木戸銭の代わりに本を買ってもらい一回五話を即興で演じて落伍ライブとする、⑩250円の収益金で人間牧場の運営費を賄うなど、手前味噌な考えが頭に浮かびました。しかし空想を企画にし、呼格を実践に移すことは書く能力、喋る能力、実践する能力に加え、資金調達能力や販売能力等幾つものハードルが待ち受けていました。

   「切り株の 年輪何と 百五十 あやかりたいが あやかりきれず」

  「切り株の 木霊私の パワーなる あれから私 目標目指し」

  「年輪の 数を目指して いるものの 未だ私は 到達もせず」

  「今になり とんでもないこと 考えた 悔やんでみるが 悔やみ切れずに」

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〇忙しい一日

 昨日は4つも会が重なり、忙しい一日となりました。結果的には時間や物理的に無理な史談会の町内文化財巡りは事務局の中尾先生に不参加のハガキを出してキャンセルしましたが、後の3つはどうにか参加することができました。昨日は私が実行委員長を務める子ども教室体験塾で底引き網体験プログラムがありました。昨年も乗船して漁労を体験しましたが、今年は乗船すると次の会に間に合わないため、午前7時に上灘漁港へ船に乗る子どもたちを見送りに行きました。

 組合長さんや船を出してくれる5人の船長さんにあいさつを済ませ雑談していると、赤石公民館主事さんに連れられて子どもたちが集まってきました。安全のためにライフジャケットを着させたり、開会式で海にまつわる色々な話をしてやりました。そして島の名前を10、魚の名前を10ずつ覚えて帰るよう宿題を出しました。やがて準備が整った子どもたちや先生などのスタッフが、漁船に乗船して出航する姿を見送りました。

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 市役所の松本さんと伊予市で12時に待ち合わせをして合流し、途中のうどん屋で軽い昼食を済ませました。シーサイドでいただいたうなぎ弁当を悪いと思いつつ持ち込み、冷たいぶっ掛けうどんを食べましたが、体力のある松本さんと同じ量の昼食は少々オーバー気味でした。

 13時前に会場となっている県民文化会館へ到着しました。指定された地下の駐車場に車を止めて3階に上がると、研修会は昼休み休憩中でした。この日は13時30分から2時間、アシスト事業の発表会があり、この事業の審査員の前田さんと私がコメンターとなって発表に対して感想を述べました。私が所属している21世紀えひめニューフロンティアグループも、千本桜の森植栽事業助成を受けていて、この日は大野事務局長が発表してくれました。細かいコメントは前田さんにお願いし、発表会の後今年度第一回の地域づくり人養成講座で私の講義が予定されていたので取りまとめた簡単な意見にしました。

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 地域づくり人養成講座の今年の受講生は20人を上回り、根強い人気を感じました。今年は飛び出す公務員として活躍している県庁職員なども参加して、やる気・本気・活気を感じながら90分ほど、「新しい発想で生きる」と題し講義をさせてもらいました。

 終了後JR松山駅近くの食べもの市場という居酒屋でオフライン交流会が持たれ、名刺交換や意見交換が行なわれました。酒を飲まない私は1時間ばかり食べたりお茶を飲んだりして過ごし、松本さん、真鍋さんを誘って地域教育実践交流集会ゴングの会が開かれているワシントンホテルへ向かいました。実行委員会は既に終っていて、飲みかだけの参加は心苦しかったのですが、これも仕方がないことと諦めて、実行委員会の皆さんの輪の中に入りました。この会は今年で4回目、年輪塾の塾生である大洲青少年交流の家の所長さんや浅野先生なども遠方から見えていて、また先日の選挙で新居浜市議会議員になった篠原さんとも出会うことができました。

昼食と二つの懇親会で私の胃袋は限界に近づいていました。

 赤石さんたちとの二次会に出かける松本さんを残し、雨の中やっと自宅へ帰ったのは午後10時過ぎでした。昨日も多くの人と出会いを重ねた充実した忙しいいい一日でした。リタイアしてサンデー毎日の私なのにどうしてこうも忙しいのでしょうか?。


  「昨日また 忙し過ぎる 日を終える 元気だからこそ 出来る喜び」

  「名刺入れ 減った分だけ また増える 出会い重ねて 新し予感」

  「食べ過ぎて 美食体を 壊すほど 今日はその分 少し控え目」

  「二次会に 行く友残し ただ一人 雨降る夜道 ゆっくり帰る」 

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〇事故か自殺か?

 昨日の朝、自宅の横のブルーベリー園で通称青大将と呼んでいる蛇が、網に絡まり死んでいるのを見つけました。このブルーベリーは、かつて役場で同僚だった友人の西岡栄一さんから譲ってもらった9個の鉢植えで、素人の私ながら毎年実を付け、孫たちが喜んで摘んだり食べたりしてくれているのです。ブルーベリーは目にいいと最近注目されている果物ですが、実がなると鳥目といいながら目敏い小鳥たちが沢山やって来て、少し油断すると横取りしてしまうのです。最近はこのブルーベリーを狙って、瑠璃色のカワセミの親子が住み着いて、いくら石を投げたり鳴り物で追い払っても、あざ笑うように家の屋根から急降下して持ち去るのです。業を煮やした親父がこの冬魚網を使って網を加工して大きな袋を作り、それをビニールパイプで作った囲いにスッポリ被せて閉まったのです。

  今年もブルーベリーの実る頃となりました。先日は6月の梅雨ながら2日ほど30度を越える真夏日になって、ブルーベリーも水が欲しいというような感じだったので、ホースでたっぷり水をやりました。このブルーべりーも少し根詰まり傾向にあるのか、水の通りが悪くなっていて、下手をすると水枯れ状態になってしまうのでしっかりと管理しなければならないようです。
 昨日の朝孫たちにせがまれてブルーベリーを摘んでいると、足元に何やら黒い蛇がいるのです。私は蛇が大嫌いで心臓がパクパクするほど驚きました。後ずさりをして少し遠目で観察してみると、この蛇は網に絡まって動けなくなり、既に死んでいるのです。蛇の世界では事故か自殺かもないのでしょうが、死因も分からずはたと困り、親父を呼んできて観察しました。妙案も浮かばず親父も気持ちが悪いのかついには太い断ちハサミを持ってきて、蛇の周辺をチョキチョキ切って、外してやりました。長い火バサミで死骸をつかみ、畑の隅の穴を掘って懇ろに弔ってやったのです。

 掘った穴の近くには、人間牧場の水平線の家の外壁を食い荒らす啄木鳥を霞み網で捕まえた時の死骸等を埋めて、孫と一緒に蒲鉾の板に戒名「啄木鳥のお墓」と書いたものを置いていましたが、それも風雨に晒されてなくなり自然に帰っているようでう。
 囲い網の裾にはハサミで切った穴が痛々しく残りましたが、仕方がないと諦めています。今朝もブルーベリーの畑へ実を摘みに行きましたがやはり穴は気になります。ブルーベリーの収穫が終る頃には網を取り外すので、補修をしたいと思っています。
 
いわしの大漁を海の底ではいわしの弔いだと詩で表現した金子みすゞではありませんが、蛇とて私たちと同じ動物です。事故か自殺を断定する必要もありませんが、いくら蛇が嫌いでも懇ろに弔ってやることも大事なような気がするのです。
 
降って湧いた蛇騒動もひとまず終ったようです。

  「この蛇は 事故か自殺か 分からねど 鋏で網切り 懇ろ弔う」

  「野鳥たち 鳥目のためか ブルーベリー 狙って飛来 有害与え」

  「孫たちが 好んで食べる ブルーベリー 今年も実り 収穫食べる」

  「目にいいと 言われる話 本当か? 半信半疑 喉元過ぎても」

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〇ついにダウンの草刈機

 新しい草刈機を買ったので、古い草刈機にいつ暇を出そうか、新しい草刈機のデビューをいつにしようか迷っていましたが、昨日少しの時間があったので人間牧場の草刈りをしようと思い立ち、慣れている古い草刈機のエンジンをかけて草刈りを始めました。順調にエンジンもかかり草を刈っているとエンジン音がなにやらおかしいのです。良く見るとプラスチックでできているガソリンタンクに小さな穴が開き、そこからガソリンがこぼれていました。仕方なく草刈りを断念し、あれやこれや補修をしましたが、これまでとは違ったトラブルなので修理も不可能なようなのです。

 10年以上使った草刈機には愛着があって、特にこれまで人間牧場を造ってから人間牧場の農場をしっかりと守ってきてくれた一番の功労者だけに、捨てがたい感じがするのです。それでも安全が第一ですからこの際新しい草刈機にチェンジしようと思っています。

 新しい草刈機は安全機能が沢山ついていて使い勝手が悪いのです。またこれまでの草刈機は混合油エンジンでしたが、新しい草刈機はガソリンエンジンなので、残りの混合油も勿体ないような気もしています。

 わが家には使わなくなった古い草刈機が3体倉庫の隅に置かれています。これまでは傷んだ部分の修理に部品を取って対応していましたが、ガソリンタンクは形式が違うため部品交換ができないようなのです。まあ今回は諦めるしかないのかも知れません。

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 さて、草は留まることを知らず、一週間ほど牧場へ行っていないと、草は背丈ほどに伸びて、ミツバチの巣箱の前はミツバチが入れないほどになっていました。また今年初めてスモモが沢山実を付け、スモモの実がほんのり色づいてきたようです。この分だと来週には収穫ができそうです。昨年は折角実をつけたスモモをイノシシに横取りされてしまいました。今年もビワの収穫が間もなく終るため、カラスの餌食になるかも知れません。早く妙案を探して対策を打たねばと思っています。

 昨日は梅の取り残りの収穫をしました。約10キロも完熟の梅を収穫することができたので、梅干にするため早速今日の午前中水洗いや潮図家の準備をしたいと思っています。


  「十年も 使い続けた 草刈機 いよいよ終わり 寂しくもあり」

  「スモモの木 今年初めて 実を付ける 孫が大好き 収穫間近」

  「草のよう 伸び伸び育つ 真似をして 家庭菜園 伸びてくれたら」

  「イノシシや カラススモモを 狙ってる 知恵比べだと 言い聞かせつつ」

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〇学校評議員会のダブルヘッター

 昨日は午後3時から愛媛県立松山工業高等学校、午後7時から伊予市立由並小学校と、それぞれ二つの学校の学校評議員会があり、ダブルヘッターのような形でそれぞれの評議員会に出席しました。私はこの数年小・中・高とそれぞれ三校の学校評議員をしています。由並小学校は地元で子どもたちの母校、双海中学校は昨年統合したので子どもたちの私の地元母校、松山工業高校は息子三人の母校であると同時に、この学校のPTA会長を6年間やったことや、PTAOB組織まさご会の会長をやったため未だに離れきれずやっているのです。

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(松山工業高校の校舎に張られた生徒たちの活躍の成果)

 先日双海中学校の評議員会は終りましたが、昨日は今年一番の真夏日で埼玉県熊谷市では6月の観測史上最も高い39度まで気温が上がった猛暑の中を、まず松山工業高校へ行きました。28度に設定している自家用車の車内は涼しく、また高校の会議室も冷房が入っていてとても涼しく会議をすることができましたが、福島第一原発の事故以来世論は一気に原発反対に動いていて、これから先の暑い夏を果たして電力不足で乗り切ることができるのか、危ぶまれているのです。

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(夕闇迫る夕日に映える由並小学校校舎)
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(由並小学校の会議風景)


 自宅を出る時シャワーを浴び、夕方自宅に帰ると再びシャワーを浴びて由並小学校へ出かけました。一番微細な準備をしていたのは由並小学校で、健全育成担当の中尾先生が作成したパワーポイントで詳しく説明をしてくれました。小学校では子どもの自転車とヘルメット、将来の子どもの数の減少、遊びの話題、高校では部活の成果報告、数値目標と資格取得、進路状況、入学対策などが示された数値目標等とともに議論されました。

 先日の双海中学では学力や部活、統合後の情報発信等が話し合われましたが、小・中・高それぞれに抱える問題は違っても悩みは深いようです。それでもみんなが一生懸命よりよい学校づくりを目指して頑張っているようで、頼もしく感じました。


 小・中・高の評議員をしていると、ある意味教育を鳥の目で見ることができます。小学校は人間教育、中学校は学力、高校は実業高校ゆえに進路指導などが最重要課題となっていますが、子どもたちを巡る家庭・社会の変化はある意味教育上良くない環境に向かいつつあるようです。特に大切な家庭環境は悪化の一途を辿っています。子育ての根本となる家庭をどのようにいい方向に導くのか、頭の痛い問題のようです。

 親は産んだ責任をしっかりと自覚して欲しいものです。


  「小中高 それぞれ学校 それぞれに 抱える悩み 多くあるよう」

  「学校を 鳥の目視点 見てみると なすべきことが 一目瞭然」

  「先生の 資質問われる 親もまた 資質問われる どちらも大事」

  「在籍も しない三校 それぞれに 関わりありて 役目を果たす」  

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