shin-1

○もう一つの電子メールアドレス

 自分の机の上にあるパソコンには、毎日沢山の人からメールが届いています。私のメールアドレスがwakamatsu@yuuh.jp という、物覚えの悪い私でも簡単に覚えてしまうアドレスなので、嬉しいメールがどんどん入ってくるのです。勿論それらに交じって迷惑メールも沢山入ってきますが、それらの殆どは自動的に迷惑メールフォルダーに整理されるので、息子から教えてもらった消去方法によって日の目を見ることもなく闇から闇へ葬り去られてしまうのです。

 パソコンに疎い私は、時々パソコン画面に出てくるとんでもない表示に一喜一憂しながら、その度に息子や娘婿に助け船を出して、どうにか今日まで乗り切ってきました。まあメールのやり取りとブログを書いて登録する方法、それに文章を書く程度の利用内容ですから、それほど難しくはないのです。それでも写真を取り込んだり、年賀状用に住所録を作成したりする技術もオロオロしながらマスターして、少しだけ使い方の幅が広がったことを喜んでいる今日この頃です。

 今日は大学の出勤日です。事務所に出勤簿押印のため立ち寄ったら、大学に申請していた電子メールアドレスの利用承諾書を事務官の先生から渡されました。ルールに従って幾つかの記号を入力すると、メールが使えるようになりました。この手の類の作業は息子や娘婿にやってもらっていたのですが、大学という限られた世界のことだし情報機密を守らなければならないので、息子や娘婿に対応してもらうこともできず、いじくった結果やっと通じるようになりました。そして記念すべきメールを自分の家のパソコン宛てに文章を添付して送信したのです。今日は私にとって自分の大学のメールと自宅のメールが接続できた記念すべき日となったのです。家に帰って自分が自分に送っためるが来ているかどうか、今日の帰りは交流会もあるので深夜になると思いますが、楽しみです。二つのメールが接続したことで、これから仕事の幅が随分広がる気配です。つまり自宅で大学の仕事をして、それを大学のパソコンに送ると、居ながらにして二地域での仕事が可能になるのです。今までは自分の家で打ったパソコンのデーターはプリントアウトして大学へ持って行き、サイド入力しなければならなかったのです。


 夕方遅く自宅へ帰って、遅い夕食を食べながらその話を妻にすると、パソコンに弱い妻は「へえー、そんなことができるのと驚いた様子で私の話に聞き入っていました。私は早速恐る恐るパソコンのメールを開きましたが、多くのメールに交じって私の送ったメールがちゃんと届いていて安心しました。これからは、大学でプリントアウトしなくても出来るし、文章の手直しだって出来るのです。

 それにしても便利な世の中になったものです。このくらいなことで喜ぶ私ですが、パソコンに堪能な人はもっともっと便利な使い方をしているに違いないと、少しだけパソコンの苦手な自分がみじめな気持になりました。でも一段一段階段を上って行くように、少しずつ深化してゆきたいものと思うのです。

 今日はトークサロンのコーディネーターとしての仕事に全精力を傾注したため少々お疲れモードでの帰宅です。明日は今日の講師である山形県高畠町の星寛治さんを招いて年輪塾公開セミナーを開く予定です。少しだけ早く休んで、また思いきり楽しみたいと思っています。


  「大学の 職場と自宅 パソコンで 結んで送る メール届いた」

  「ああ嬉し 出来ぬ仕事が 出来るよに 今日は記念日 私にとって」

  「今日からは 大学仕事 自宅でも 逆の仕事も ひょっとしたなら」

  「精力を 使い果たした 感がする 疲れを知らぬ 俺だというに」

 

[ この記事をシェアする ]

shin-1さんの日記

○充実した列車の旅

 昨日は一日中列車に乗っていたような錯覚に陥るほど、近い四国の中ながら長い旅をしました。北国の人からすると馴染みのない四国は、一つの県くらいにしか思わないのでしょうが、どうしてどうして私の町からだと高知県足摺岬へは5時間、室戸岬へも5時間、徳島や高松という県庁所在地さえ高速道路を使っても優に3時間はかかるのです。昨日は高松市で行われる内閣府の会議に出席するため、車で約一時間走って松山駅まで行き、そこから特急いしづちに乗るコースを選びました。中国・四国・九州は車で行くことが多いのですが、会議の開かれる場所がサンポート高松という駅のすぐ近くなので列車を選んだのです。さすがにこの歳になると3時間の運転はきつく列車だと休憩や読書三昧ができるのです。それでも列車で松山から高松まで2時間半はかなり長く、家を8時に出て家に帰ったのは午後7時30分ですから、一日を費やした計算になるのです。

 県の局長さんと担当者が同じ会議に出席するため、同じ列車に乗り込みましたが、私は少し調べものがあるの、大変失礼ながらでお話をすることもなく高松を往復しました。それでも昼食はご一緒しようと、駅前のうどん屋に入りました。ちょうど昼時ということもあって、セルフのうどん屋には長い行列ができていました。うどんは回転が速いためそんなに待つこともなく、ぶっかけうどんを注文してかき揚げ天ぷらをトッピングしても500円そこそこで、さすがうどん王国高松だけあって、うどんの味もまずまずといった感じでした。

 会議は午後1時から始まりましたが、地域活性化統合事務局の総括参事官や説明や、今年度採択されて事業を推進した四国内の7事業の進捗状況と成果や問題点の発表が会議予定時間の2時間のうち1時間45分と大半を割いたため、意見を言う時間は殆どなく、15分の時間延長があったものの、今回もイライラや不完全燃焼の会議となってしまいました。

 いつも思うのですが、私たちは意見を述べるために一日を割いて高松まで足を運んでいるのです。もちろん政府のお役人も東京から来られているわけですが、もう少し会議の運営に配慮があってもいいと、前回も提案や苦言を呈しましたが、全国のブロック会議のストーリーが決まっているのか、一向に改める気配はないのです。こんな苦言を呈する委員は次から指名しないと無視されそうですが、私の性格に合わない会議に出るのは次回からお断りしようと思っているのです。それでも委員に指名されているので短い時間ながら何点か気がついたことをお話をさせていただきました。

 行きも帰りも今日に迫ったトークサロンの進め方が頭の中にありました。今日は耕す教育の時代」と題したトークサロンがあって、元山形県高畠町教育委員長星寛治さんをお招きしているのです。私と伊座利の草野裕作さんを交えた座談鼎談を私が仕切ることになっているのです。

 列車の中で二人の本を読んだり、おしゃべりの筋書きを考えてメモをしたりしました。ゆえに車窓の風景も殆ど目に入ることもなく、ある意味充実した列車の旅となりました。アドリブなのでどんな展開になるか分かりませんが、まあ何とか目鼻は付きそうです。

 私はこれまで、講演や講義、パネラーや司会、コーディネーターなど様々な役割を担って会議に参加してきました。その度に書物を読み、自分の考えを整理して多少のメモを用意してきました。他の人から比べるとそんなに事前の準備に時間をかける方でもなく、ただ意の向くままにやってきましたが、年齢的にもうそんな出番も終わりかなあと思ったりしています。さて今日はどんな方向になるか、久しぶりに列車内で少しだけ考えた成果は出るのでしょうか。


  「列車内 時間を有効 活用し あれやこれやと 思いめぐらす」

  「迎え撃つ 相手想像 策を練る 参加した人 満足するか」

  「一言を 言うため 長い汽車の旅 俺に分からぬ 会の運営」

  「旅先で うどん天国 列に入る 大を注文 意気込みすする」  

 

[ この記事をシェアする ]