shin-1さんの日記

○あなたはどのレベル

 自分のレベルは一体どの程度だろうと思ってみても、誰と比較してとかどの時点と比較してとか、絶えず比較対照となる人や時点がなければレベルを計ることは難しいものです。これも生涯学習の資料に載っていたものをメモしていたものなのですが、特に生涯学習は人間の値打ちという物差しでも斤量でも計れないものを計ろうとするのですから、基準となる方式を作らなければなりません。

 その資料によると人間の成長方式には次の6段階があるそうです。これはかつて習った有名なマズローの欲求階層説に似ています。

 ①動物レベル

 ②近代人レベル

 ③移行レベル

 ④バランスレベル

 ⑤本物レベル

 ⑥識者レベル

 ①の動物レベルは良心なく目先のことや自己中心的な人間です。

 ②の近代人レベルは良心はあるが金銭欲、物質欲、権力欲、快楽欲求で麻痺して自己中心的、反社会

   的行動に走る人間です。

 ③の移行レベルは自己中心的だが反社会的行動をとらない人間です。

 ④のバランスレベルは自我欲求と公欲のバランスがとれている人間です。

 ⑤の本物レベルは他人の足を引っ張らない、信頼できる、マクロな判断が出来客観的に行動できる人間 

   です。

 ⑥の識者レベルは自我欲求皆無な人間です。

 さて私はどの程度まで自我が高まっているのだろうと、この際テストしてみてください。またあなたの周りの人間の顔を思い浮かべながら、当てはめてみるのも面白いかも知れません。しかしその結果については決して他言無用にしなければ、いらぬ揉め事になっても知りませんよ。

 大切なのは自分のレベルの発見です。自分がどのレベルの人間なのか分かれば、次のレベルを目指す明確な目標が見つかるからです。このレベルを見て子供時代の通知表を思い出します。6なんて最高点は取れなくても、せめて3か4ぐらいの人間にはなりたいものですね

  「さて俺はどんなレベルか自らに問うと答えはえ潜水艦」

  「せめて5のレベルぐらいはなりたいな思うんだったら今から努力」

  「レベルよりラベル気にする人多しレベル上げればラベル自然と」

  「その歳でまだ生きたいと我欲あり死欲よりまし逝けば帰れず」

  

 

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shin-1さんの日記

○発想の転換

 若者のよく利用するお店にコンビニがあります。私たちの町のような田舎にはコンビにも1軒しかありませんが、松山周辺に行くとこれでもかといわんばかりにコンビニがあり、視界の中に3つも見えることだってあるのです。先日田舎出身の若者に会ったら、「俺の村も田舎だと思っていたらコンビニが出来ちゃって」とうれしそうに自慢話を話すのです。若者の暮らしは最早コンビニなしでは立ち行かないのかも知れません。

 しかし、コンビニ社会を支えるエコノミック発想もこれからはひょっとしたら変化するかも知れません。

 エコノミック発想の基本は、①もっと使わせろ、②もっと捨てさせろ、③無駄遣いさせろ、④季節を忘れさせろ、⑤贈り物にさせろ、⑥きっかけを投じろ、⑦流行に遅れさせろ、⑧気安く使わせろ、⑨混乱を作り出せだそうです。これらの条件のどれもが人間を無視し自然を無視した状況であることに、日本人の殆どは正直まだ気がついていません。気がついていても「私一人でこの大河の様な時代の流れを止めることはできない」と諦めるでしょう。しかし、「俺がやらなきゃ誰がやる」の気概を持った人が出なければ今の日本は変わらないのです。

 私の父は88歳になりますが、発想の豊かな人間です。今日もこんなことがありました。私の家には私設公民館「煙会所」と海の資料館「海舟館」という二つの私設があります。その真ん中に通路があるのですが、冬になるとその通路を北西の季節風が容赦なく通り抜けます。父は何を思ったのかこの通路に廃材のサッシで防風んための戸を私の知らない間に入れました。私は格好が悪いから止めろと言ったのですが、聞く耳持たない親父はそのまま作業を続行しています。親父の発想は「風が吹きぬけて寒いから風を止める」から始まります。そして金をかけず風を止めるには集めた廃材サッシを使い自分で作業することを選んだのです。私だったらまず「格好」と周囲を気にしますが、父はあくまでも自然の風と向かい合っているのです。結局は親子の意見の食い違いの溝は埋まらず、春になったら取り外す約束で認めざるを得なくなりました。風は強風から微風に変わりましたが、今年の寒さが尋常でないだけに助かりました。やらないことをやれないといってる私よりよっぽど発想も実践もしっかりしています。この分だと90を超えて生きることでしょう。

 発想はやはり自然体、疑問を知恵の原点にする。その知恵を実行に移す。いい見本が側にあります。親父の3分の1も年齢が若いのに、発想は父の足元にも及びません脱帽です。

 風が吹く。この風で風車を回したら電気が起せる。風車を作りたい。金が要るから止めとこう。まあ現代人の私たちの発想はこんなものです。

  「芋食うて出るガス生かせばガスボンベ買わずにすむと思った昔」

  「この知恵は金になるかも知れないと思う瞬間アイデア枯渇」

  「偉そうな口は叩くが手や足は動かず終いのアイデア倒れ」

  「散る葉っぱ商品にして大もうけ誰でもできそう誰にもできぬ」

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