人間牧場

〇初詣一番乗り

 普通の年だと紅白歌合戦を見終わり除夜の鐘が鳴り始めると、家族そろって三島神社へ初詣に行きます。今年は新型コロナの影響で人混みが予想される初詣は自粛すべきでしょうが、毎年田舎の氏神様は初詣する人も殆どないので、妻と息子に誘われるまま出かけることにしました。

新月に照らされた楼門
狛犬ならぬ狛亀のある社殿
拝殿にて

 孫たち2人は友だちとの約束で、本覚寺の除夜の鐘を突いた後氏神様の天一稲荷神社に初詣するようで、地域事務所前で車を降ろし、3人で亀の森三島神社の長い階段を登りました。扇垂木の美しい中段の楼門は薄明るくライトアップされていて、旧暦17日のまん丸いお月さんが楼門を照らしとても印象的でした。

 社殿前に10分前に到着しましたが、今年も私たちが一番乗りでした。去年は外孫尚樹の中学受験合格祈願でしたが、今年は大学受験に挑む外孫朋樹の合格祈願が目的なので、妻はお礼参りを含め念入りにお参りしたいようでした。午前0時の時報とともに宮司さんが宮太鼓を打ち始めました。そのうち宮司さんが出て来て新年のお話をされました。

 今年は丑年です。わが家にも長男と孫奏心が丑年の年男です。牛は一匹が動き出すと他の牛もつられて動く習性があるようで、連帯の動物といわれています。コロナ禍でややもすると自分を見失いがちになりそうですが、変えてはならないことを変えないようしっかり見極めてこの難局をみんなの力で乗り切りましょうと諭されました。

 この春から市役所に勤務している、顔見知りの神官の息子さんかにお神酒を注いでいただき、新年を寿ぎました。今年もいいスタートが切れた感じがしました。帰り道待ち合わせた孫たちを地域事務所の前の駐車場で乗せ、帰宅しました。

「初詣 自粛すべきか 迷ったが 蜜ないゆえに 親子三人」

「神官の 叩く太鼓の 音響く 賽銭入れて 柏手を打つ」

「今年は 大学受験の 孫思い 合格祈願 妻は念入り」

「今年は 息子と孫が 年男 丑年よろしく しっかり生きて」

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