人間牧場

◯夜のエミフル駐車場での出会い

 松山に住む子どもたちに、つきたてのお餅を届けに、夕方妻と二人で出かけた帰り道、ちょっとした買い物があるというので、松前町のエミフルという商業施設へ立ち寄りました。さすが集客力を誇る施設だけあって、午後7時だというのに沢山の人が訪れていました。

 歳をとったせいでしょうか?、夜の人混みは苦手で、しかもコロナ禍の中で、みんなマスクをしているとはいえ、不要不急の外出は避けたいので、私は車の中でのんびりカーラジオを聞きながら、手持ちのスマホやタブレットをいじり、買い物を終えて帰る妻を待ちました。

 広い駐車場ゆえ、ましてや車の中ゆえ出会う人もないと思っていたら、何と隣の駐車帯に顔見知りの人が車を止めました。何年かぶりの懐かしい人だったので、エンジンを止め外に出てしばらくの間立ち話をしました。今日は予想に反して日中は温かい一日でしたが、夜の帳の降りた外は流石に冷たく、少し冷え込んでしまいました。

 車に戻った妻が助け舟となってその人と別れ、車に入り帰路に着きました。それにしても私はよく人に会うもので、相手の人も薄暗い街灯の中で、よく名前と顔を覚えていてくれたと大層喜んでくれました。今年もあと2日しかありませんが、また誰かに会えるかも・・・・。

「帰り道 妻の用事で 立ち寄った 商業施設 人混み多し」

「久方に 出会った人と 立ち話 顔も名前も 話題も全て」

「世の中は 狭いもんだと しみじみと 思いながらも 思い出話」

 

 

 

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