人間牧場

〇何気なく破り捨てた2月29日の日めくりカレンダー

 私の書斎の机はパソコンを打つ時に使うことが多く、パソコンの周辺にはその時に使う資料などが無造作に置かれています。ブログ記事や原稿を書いたりすることが一段落すると一応机の上はは片付けるのですが、それらは重なって同時進行することが多いため少し乱雑気味で、加齢による物忘れも手伝ってあれこれとひっくり返しながら探すことが多くなり始めています。

破られた日めくりカレンダーの一枚

 先月の2月29日、地域実践交流集会の反省会が松山で開かれ、帰宅してから机の前の板壁に吊るしている日めくりカレンダーから、2月最後の日の一枚を何気なく破りました。普通は気にも留めず無造作に両手で丸めてゴミ箱へ捨てるのですが、この日は2月29日という日が気になって、そのまま2つ折りにして、机の上に置きました

その後舞たうん145号の原稿〆切日が2月28日だったこともあって、取材メモなどの中に紛れ込んで、置いたことすらすっかり忘れていました。今朝ウォーキングから帰ってアメーバブログを書き終えたところへ電話が入り、机の上に置いている予定表を取り出すと、予定表の3月のページに、破った2月29日の日めくりカレンダーが2つ折りにして入っているのを見つけました。「ここにあったのか!!」と思いつつ、4年に一度閏年にしかない貴重な2月29日のことを思いました。

普通の年は1年365日しかかりませんが、今年は366日と一日多いのです。これを50歩100歩とそんなに変わらないことと思うのか否かは人それぞれですが、たかが1年されど一年、かけがえのない1日24時間をどのように過ごすのか、考えようによっては一年や一生を左右する大事なことだと思うのです。時すでに遅く、今年の2月29日は破られた日めくりカレンダーのように跡形もなく過ぎてしまいましたが、一年の連続が人生なら、もっとしっかりそのことを意識して、一日一日を大切に生きてゆかねばと、破られ丸められてゴミ箱に捨てられる運命のカレンダーを見て思いました。

「今年は 閏年です 普段より 一日多い 少し気になる」

「日めくりの 一枚破り 捨てきれず 4つに折って 捨てることなく」

「何気なく 一日一日 過ぎて行く いつの間にやら 75年も」

「一日を 大事に生きよう ふと思う さりとて直ぐに 忘れてしまい」

 

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