人間牧場

〇ど根性スミレにあやかりたい

 手間暇かけて作る野菜やプランターの花は中々育たないのに、こぼれ落ちて自然に生えた野菜や花は、過酷な自然をかいくぐり逞しく生きるのですから不思議です。

 

 昨日わが家の合併浄化槽と洗濯干し場のコンクリート際に、一株のスミレの花を見つけました。当然私も妻も植えた記憶もないので、美しく咲いた花を見つけた時は「ええ~こんな所に~」と驚きました。

 「ど根性スミレ」とでも命名したくなるような野生のスミレはどんなにして生え、どんなにして水分を取り込んで育ったのでしょう?。ましてや綺麗な花まで咲かせたのですから、見てやったり誉めてやらないといけないと思い、妻と二人でキャリーの上に腰を下ろして見惚れました。

 人間もこのスミレのように逞しく生きれればいいのでしょうが、最近は何かにつけて便利になり過ぎて暑さ寒さに弱くなり、少し気温が上がると熱中症、少し気温が下がると風邪を引き、少し長く歩くと疲れたりと、体力的に弱体化の一途を辿っていますが、かく言う私たち夫婦もど根性スミレのように逞しく生きたいものだと話しました。

「庭の隅 コンクリートの 隙間にて 芽吹いたスミレ 花を咲かせる」

「種蒔いて 大事小事に 育てても 中々こんな 花も咲かぬに」

「ど根性 スミレの花に あやかりたい キャリーに腰掛け 夫婦で花見」

「現代の 人間弱く 昨日など 熱中症で 救急出動」

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