人間牧場

〇フォークソングで学ぶ人生いろいろ(その2)

 会場17時30分、開演18時の講演ライブは時間通り、観客40人ほどが古民家の座敷に並べられた座布団に座って始まりました。開演前清水さんから、「挨拶をしてください」といつものことながらいきなり頼まれました。内気・無口・口下手?を自称する私ですが、断ることもできずステージもないステージに立ちました。

この古民家には何度も訪れていますが、柱にかかった柱時計はいつも12時丁度を指しています。かつては家族の誰かが毎日ネジを巻き、毎日時を刻んでいたであろう時計の、まるで時間が止まっているような雰囲気や、窓の外に聞こえる虫の音、それに私たちが若かった頃聞いたフォークソングについて、アドリブもいいとこで思いつくままお話をさせてもらいました。

やがて前座の公演が終わると、いよいよメインゲストである浪速のフォークシンガー鎌倉研さんの講演ライブです。心に沁みる歌が次々披露され、つなぎの話術も参加者を巻き込んで笑いや拍手が起こり、中々のものでした。びっちり2時間、観衆を引き付ける腕前の裏には悲喜こもごもの人生模様が垣間見えました。

 私たちは毎日1秒の休みもなく動き続け、過去という足跡を残し今に至っています。生きている限りこれからも死ぬまで1秒も休まず動き続けますが、ギターの音に乗せた歌声を聞きながら過去の思い出、これからの生き方を思いました。人の前で歌も歌えず、楽器もハーモニカ程度しか奏でられませんが、私の心を揺り動かされたのは確かです。

 ヘッドライトに照らされた山道と、海沿いの元来た道を引き返し、午後10時ころ帰宅して妻の用意してくれていた遅い夕食を食べながら、タブレットで撮った何枚かの写真を見せて、妻に昨日のライブの模様や、参加した仲間からの伝言を伝えました。

「若かった 頃に歌った フォーク聴き 脳内記憶 スライドモード」

「挨拶を 突然言われ ええ加減 止まった時計 みんな喜ぶ」

「過去思い 未来を想う 山里の 秋の夜風を 仲間とともに」

「また会おう 美人のマダム 近づきて 握手する手は まるで恋人」

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