人間牧場

〇夏の草刈り

 わが家の草刈り、人間牧場の草刈りと、73歳の私には重過ぎるほどの農作業があります。自分のスケジュールを調整しながら、長年の勘を頼りに一年におおよそ3順くらい草を刈りますが、家の周りや人間牧場の水平線の家の周りは、草が生えると見苦しいので6~7回も草を刈ります。

昨日も暑い1日でした

 最近になって、近所に住む姉夫婦が高齢になったため、100歳で亡くなった義父が住んでいた隠居周辺の草借りが追い付かないと、相談が持ち込まれました。相談ということは私に「草を刈って欲しい」と解釈し、今年の春安請け合いで草を刈ってやりました。姉夫婦に大層感謝されましたが、問題はここからです。

 春に刈った場所にはいつの間にか夏草が追い茂り、足の踏み込めない状態になっていて、毎日のようにわが家へやって来る姉は、そのことを気にしているようなので昨日の午後、空が少し曇っているようだったので、思い切って草刈り差作業に出かけました。歩いてすぐ傍の場所なので、草刈り機に混合油を満タンにして背中に担ぎ、歩いて出かけました。

 道路を挟んで2ヶ所の空き地を順次刈り進むと、汗が滝のように流れ始めましたが、もう少し、もう少しと思いつつ、満タンが空になるまで刈り続けました。近所の人が何人か、木陰で私の草刈りをする様子を、熱中症を心配して見ていたようですが、終わって引き上げるころ、「余り無理をしないように」と声をかけてくれました。

 妻に内緒で出かけていたので、汗まみれで帰った私を見てすっかり驚き、「何でこんな猛暑の日中に草刈りをするの。熱中症にでもなったらどうするの」と叱られましたが、シャワーを勧められさっぱりとして、妻の用意してくれた麦茶と冷えたスイカを食べましたが、滅茶美味しかったです。

 はてさてこれから先のことを思うと、姉夫婦の家の草刈りも成り行きで私の仕事になりそうな雲行きです。ただでさえ多い私の仕事に加え、私の忙しさを知っている妻は、病気にでもなったら大変と顔を曇らせていますが、高齢化の中での財産管理は中々厳しいようです。私も元気を前提に働いていますが、どうなることやらです。

「わが家さえ 身に余るほど 仕事あり 加えて姉の 手助け重荷」

 「空少し 曇っているから 草刈りを やろうとしたが 暑さ100倍」

 「サウナ風呂 入ったように 大汗を かいて草刈り やっと終了」

 「高齢化 財産管理も ままならぬ これから先が 思いやられる」

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