人間牧場

〇鯉のぼりならぬまるでメダカのぼり(その2)

 昨日の朝若嫁が、「お父さん、もうそろそろ鯉のぼりの季節なので、お暇な時にお願いします」と、押し入れにしまっていたナイロン袋を玄関先に出してくれました。「今日は小学校の入学式や来客があるので、明日にでも・・・」と会話を交わしました。午後4時ころ学校から帰った孫奏心と、手紙を出すため近くの郵便局へ歩いて出かけた帰り道、「今日はこれから帰ったら鯉のぼりを上げるか」と話すと、「おじいちゃん、やろうやろう」と話がまとまり、早速若嫁が用意してくれていた袋からロープや鯉のぼりを出し、二人で作業を始めました。

鯉のぼり揚げを手伝う孫奏心
庭に揚がった鯉のぼり
ミニハウスの中から鯉のぼりを見る孫奏心と妻

 鯉のぼりは100円ショップで買ったミニチュアが15匹もあります。既にロープにマジックで印をつけている場所に鯉のぼりを取り付け、梯子で2階の屋根と電話線電柱の上に登り滑車を取り付け、ロープを張りました。僅か20分ほどの作業で準備完了です。孫と二人でロープを引っ張ると、鯉のぼりは頭上に綺麗に並んで泳ぎ始めました。まさに鯉のぼりと言うよりはメダカのぼりという表現がぴったりです。今年の春は庭に孫奏心の発案によるツリーハウスならぬミニハウスも出来て、鯉のぼりととてもマッチして、孫奏心も大喜びでした。

 早速孫奏心が、居間にいた孫奏心にとってはおある妻を呼びに行き、鯉のぼりを見に出てきました。孫奏心はさも自分がやったように、「どうだ」と言わんばかりの得意顔で、ミニハウスの中から見学しようと誘い、二人でミニハウスの窓から眺めていました。質素ながらもメダカのぼりは青空をバックに、初夏を思わせるような春の風をいっぱい吸い込んで泳いでいました。今年はいつもの年は玄関先に飾る、妻の実家から贈られた家紋幟もミニハウス周辺に飾ってやろうと思案しています。そのうち外から帰って来た小学5年生になった孫希心も加わり、賑やかでした。

 「鯉のぼり 息子が買った 15匹 群れて大空 綺麗に泳ぐ」

 「今年は 庭の隅には ミニハウス どこか風景 違い絵になる」

 「さも自分 一人が上げた 顔をして どうだとばかり 自慢する孫」

 「おばあちゃん 孫に誘われ ミニハウス 登って窓から 顔出し見学」

[ この記事をシェアする ]

“人間牧場” への2件の返信

  1. 藤崎さん
    住宅事情や子どもの成長への願いが随分変わりました。でも手間と知恵さえ出せば、一匹100円の鯉のぼりでも、子どもの心に残るようなことができるのです。やらないことをやれないと思わないことです。

  2.  今の街並みの風景を見るのに鯉のぼりを揚げるお家が少なくなりました。私の小さい頃には大きな鯉のぼりを何処のお家も揚げてました。昔からの風習がだんだんと無くなって忘れられてしまうものでしょうか。

コメントは受け付けていません。