人間牧場

〇電話の向うで「いない」です

 東広島で自動車の修理工場を営む友人宅に電話をかけました。電話が通じ私が「モシモシ」と言うと電話口に出た奥さんは「はい、いないです」と返事が返って来ました。一瞬「えっいない?」と聞いてドキリとしました。実は電話の相手は「いない=稲井」さんなのです。出会う度に「いるのにいないと居留守を使ういないさん」と笑い話に花を咲かせますが、このほど娘さんが嫁いでいる愛知県岡崎市へ、休みを利用して孫の顔を見に出かけたようで、そちらの特産品である八丁味噌と、味噌カステラ、味噌煎餅を旅先から贈ってくれました。稲井さんも洒落た方で、「手前味噌ですみません」などと電話で楽しい会話をしました。それにしてもいない=稲井とは面白いですね。ちなみに稲井さんと知り合ったのは、稲井さんが営むモータースの40周年の記念事業で、稲井さんの友人の、砥部町で車ハウス砥部という会社を経営している稲葉さんの口利きで、私の講演会を開いていただいたことがきっかけです。その後何年か前の年末、鳥取県へマイカーで講演に出かけた折、蒜山高原で時ならぬ大雪に遭遇し、雪でスリップ事故を起こして車を大破し、稲井さんと稲葉さんのリレーで持ち帰り修理をして貰った苦い経験が、より深い交流に発展し、今に至っています。お恥かしい限りでした。

稲井さんから送って来た八丁味噌

 

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“人間牧場” への2件の返信

  1. 藤崎さん
    世の中には色々な姓があるものです。わが家の近所に入福さん、その隣の渡辺さんのご主人は福計さん、奥さんが笑子で夫婦で福笑です。ちなみに私も目出度い若松様です。

  2. 苗字は実に面白いですね。そんなの言っていたら私の苗字もその一つでしょうか。私も稲井姓を初めて知ったのは19歳の時でした。でもその姓を名乗る人物は性格が良くなかったのも覚えてます。「綺麗なバラにはとげがある」と言ったところでしょうか。そのような事があって、去年のクリエイター講座で同席になった大学生がその人物によく似ていたので、「ご子息だな。縁は異なもの味なものだな。」と思いました。でも子供だったら高齢出産で難しくて孫かなと思ったりもしました。19歳の頃にそっくりでした。まるで同年齢の大学生が若返ってタイムスリップしたような感じでした。

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