人間牧場

〇子ども体験塾収穫祭(その2)

 今年の子ども体験塾は、私が金融広報アドバイザーをしていることもあってプラスワンとして、「こどもの金銭教育」もメニューに加えました。金融広報委員会から送ってもらった「おこづかいのきろくちょう」を使い、お金の師匠に扮した私がレクチャーしました。お金の師匠からのお願いとして、①物を買うときはよく考えて買うこと、②物は大切にあつかうこと。なくしてばかりだと無駄遣いのもとになること。③友だちとお金やものの貸し借りはしないこと。④困っている人たちを助ける募金活動にも協力してみること。などを分り易く話してやりました。貰ったこづかい帳に記録する手順や100万円の使い道などについて楽しく学習することができました。

小遣い帳
小遣い帳
昨日の昼食メニュー
昨日の昼食メニュー
北海道の佐呂間町武田さんが送ってくれた観賞用カボチャ
北海道の佐呂間町武田さんが送ってくれた観賞用カボチャ

 お昼を少し過ぎた頃、大釜でサツマイモを使ったシチューとかまどご飯が炊きあがりました。サツマイモサラダも加わってサツマイモづくしのメニューです。サツマイモシチューは紫芋の色素が強くて、見た目には美味しそうには見えず、子どもたちには多少不人気でしたが、「アントシアニン入りだ!!」と説明すると、子どもたちはこのシチューを「ジャイアンカレー」と命名し、しっかり食べてくれました。飽食の時代に育っている子どもたちは肉食系で、また見た目を重視する傾向があるようですが、山道を歩いたり作業や活動をして体を動かしていたので、まあそれなりに平らげてくれました。それにしてもいつも中心になってお世話してくれる前野さんや山口さんの存在はとても大きく、昨日も雨の中で一生懸命美味しい食事を作ってくれ、大感謝です。

 最後のお目当ては、北海道佐呂間町のパンプキン武田さんこと、武田温友さんが毎年この時期になると送ってくれる観賞用カボチャの争奪戦です。この日はウッドデッキが雨に濡れていて、あいにく展示は出来ませんでしたが、板間に並べジャンケンゲームでゲットするのです。私とジャンケンし、勝ち残った子どもがお目当てのカボチャを選ぶのですが、これは毎年のことながら大いに盛り上がりました。残念ながら36人の子どもの数に何故か1個足らず、結局カボチャをゲットできなかった子どもには、わたしが採集した蜂蜜の小瓶をやると、その子は大喜びでした。カボチャ争奪戦の最後に、北海道佐呂間町に向って、大きな声を張り上げ「ありがとう~」と全員で叫びました。今日は秋祭りです。昨日は宵祭りで子ども神輿を担ぐ子どもたちもいるので、少し早めに閉会し、再び小降りの雨の中を歩いてコミセンまで帰り、玄関先で感想文を書かせて散会しました。

  「この私 おかねの師匠に なりきって こづかい帳の つけ方指導」

  「雨の中 芋を掘ったり 細々を しっかり動き 子どもイキイキ」

  「見た目には 紫がかって 不味そうと 子どもジャイアン シチューと名付け」

  「観賞用 カボチャ争奪 ジャンケンで まるで蜂の巣 つついたようだ」

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