人間牧場

〇愛媛県警察少年サポーター研修会

 私は何年か前、愛媛県警察少年サポーターという役職をいただきました。息子が警察官をしているしむげに断わることも出来ないので、指名されてからその役職に甘んじています。幸せなことにその役割を果たさぬまま今日を迎えていますが、毎年この時期に県内のサポーターを集めて県警本部の会議室で研修会があるので、出かけて勉強をしています。

 昨日はその研修会の日でした。県警は駐車場が狭く車を置けないと前もって連絡がありましたが、列車で行くとかなり時間を浪費するので、久しぶりに愛媛地域政策研究センターや県庁へ立ち寄るため少し早目に自宅を出ました。雑用を済ませ県警の近くの有料駐車場へ車を止め、玄関先で通行証をいただき、皆さんとともに最上階の10階会議室までエレベーターで上がりました。何年か前岸本さんが本部長だった頃は、身分も弁えず本部長室へ立ち寄ったりしていましたが、それもこれも今となっては懐かしい思い出です。

 これまでは色々なことを聞く一方の研修会でしたが、今年は4人のサポーターの体験発表を聞くことができました。富田さんは松山で農業をしているので親子で農作業をしてもらいながら更生に導いたお話を、竹内さん、北尾さん、山口さんもそれぞれ関わった体験談をリアルに発表され、私的にはこれからの活動の参考になるお話でした。また配れた資料の中に「犯罪被害者への接し方」というマニュアルもあって、読みながらサポーターの仕事の内容を自覚しました。

 これまで伊予署管内は比較的少年非行の少ない地域でしたが、大型商業施設の出現等により少年を取り巻く環境が急激に変わり、少年刑法犯も松山市内と肩を並べるほどに増えています。今この時期にしっかりと対応しなければ取り返しの付かないことになりかねません。役職を頂いている以上少しお手伝いをしたいと思いました。
 私も地元では子どもたちを集めて人間牧場などで健全育成活動をしていますが、これも少年犯罪を未然に防ぐ大事な仕事なので、気を引き締めて頑張りたいものです。

  「どこ行くの? 警察までと 答えたら 何をしたのと 再度問われる」

  「手と足の 指折り数える ほどの役 そろそろ終る 準備をせねば」

  「悪い子に 共通してる ことがある 家庭壊れて 心も壊れ」

  「少年を 更生させる 近道は やはり愛情 不可欠ですね」

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