shin-1さんの日記

投稿者: | 2006年7月26日

○野塾で来たことのある思い出の地・橘地区(20-7)

 25日に長生地区へ行った時、開会時間までの余裕が少しあったので長生地区周辺を散策して回りました。中脇さんの運転で公用車に乗せてもらったのですが、沈下橋も私には同じような橋に見えて何処をどう通ったのかまるでチンプンカンプンなのです。これではいけないと思いつつ、橘地区へお邪魔する前にもう一度その道を自分が運転してなぞってみたのです。「人の運転で連れて行ってもらった道は覚えられにくい」ということが良く分りました。

 まず江川崎の中心部から国道を左に曲がって長生地区の見える所までやって来ました。「ああ、あそこに先日行った集会所が見える」と確認し、その下の沈下橋に目をやりました。あの日はあいにくの雨模様だっ

たため、「えっ、こんなに綺麗な原風景だったかな」と見間違うほど沈下橋の影が川面に映えてうっとりするような美しさでした。

 そこから四万十川沿いに行くと、綺麗な緑色の橋が見えてきました。JR予土線の鉄橋です。雨上がりの山並みに同化してそれは見応えのある橋です。多分何処かの駅でこの風景は写真ポスターとして見た記憶があるのですが残念ながら忘れてしまいました。

 上流へ進むと左手に「はげ」という駅の看板が目に付きました。西土佐へ最初に入った日、江川崎の駅で見た看板に次の駅名「はげ」と書いていたので一人笑ってしまったものでしたが、「はげ」は「半家」で、漢字で書くと別に可笑しくもなく「平家」がなまって「半家」となったという言い伝えもまんざら嘘ではないと思い、急で長い石段を駆け上がりました。高校生が一人列車を待っていましたが私の写真フラッシュに驚いた様子でした。どうです。長閑な駅の風景は各駅停車の列車の旅で思わず降りてしまいたくなるような衝動に駆られる駅なのです。

 「えっ、これは何」と思う真新しい巨大な橋がトンネルを抜けるとまたまた出現です。金がないと言いながら国も県もよくもまあこんなに金があるなあ」と思うほどの大きな橋なのです。見て下さいよこの橋、まるで東京の橋のようではありませんか。いくら知事さんの名前が「橋本」だからって、これは凄い投資だと思いました。この橋もまだ未完成で向こうからはトンネルの新しいのが既に完成して繋がれる日を待っているようでした。

 時間が迫ってきたので栴檀の木陰でUターンして戻って来た場所に、それは美しい川淵と中州を見つけました。愛媛県松野町から入った四万十の女性的な姿に比べこの川は男性的でいい姿をしていました。

 

 一人だけの散策で位置を確認した後中脇さんと藤倉さんと落ち合い、橘の川原に下りて四万十の川風にあたりながら四方山話や石投げ、それに珍しい形をした小石を集めてみました。山から流れて来たのでしょうがどの石も丸く、ストーンアートに適している石ばかりで、私だったらこの石で一儲けするのにと、冗談を言いつつ二人の写真を撮りました。この二人は「よっ、西土佐女」と思わず声を掛けたくなるような働き者で、それでいて謙虚姿勢にはただただ感心さされるばかりです。地域づくりは①地域を愛する、②地域のためにやる、③地域をより良い方向に導くという三つの基本が必要なのですが、この三つの想いを彼女たちは持っていると確信しました。

 私は橘集会所へは2度目です。旧西土佐村の若者がかつて野塾という塾を開いていたころ講師に招かれ橘集会所で熱心な討議を夜を徹して行ったことを覚えています。横山勝さんのその一人で、今は早期退職でどぶろく特区などの許可を受けてどぶろくを作っていると風の噂で聞いていましたので、会うのが楽しみでした。その横山さん、通称勝ちゃんは時間前に作無衣姿で格好いい姿で登場です。会場には幾人か知り人もいて笑顔の会釈で会が始まりました。「甦れ西土佐村」と題して、これまでの地域とは違った切り口で話をしました。○生活習慣から抜け出せない人々、○自分の事にならないと前へ進めない、○体も鍛えるが脳を鍛える訓練をする、○情報で気を育てる、○価値を売る、○何をしたらいいのか、○動機なしで人は動かない、自分のまちを自慢できるか、○何もしないと下りのエスカレーター、○情報の発信能力などについてお話をしました。

 帰り際途中参加の民宿経営の方に声を掛けられました。「私は民宿経営者で今日はお客が入って途中からの参加でしたが、とても面白く参考になりました。是非今度またお会いしましょう」と言って闇の中に消えて行きました。私も勝ちゃんから貰った何故かペットボトルに入れられて冷凍した川海老を積み込んで一路ふるさとへの道を、アクセルを踏み込みました。

  「旧友の 差し出す土産 いただいて ヘッドライトの 夜道急ぎぬ」

  「童心に 帰って小石 川面に投げる ひい・ふう・みい・と 数えつ自慢」

  「甦れ この村元気 人の手で 風を起さば 死ぬの待つのみ」

  「二ヶ月で 裕美ちゃん育ちゃん 愛称で 呼び合う程の 親しみ覚ゆ」   

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